★ドル/円の日足では、3月5日高値と3月14日高値を結んだトレンドラインを上抜けしてきたことから、上昇基調が継続している。
しかし、5日SMA(赤線)111.51円と200日SMA(紫線)111.49円の攻防となっている。
10日SMA(黄線)は上向きを維持しているものの、5日SMAが微妙に横向きとなってきており、短期的には上昇の勢いが鈍化してきている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)はやや過熱感が出始ている中、%Kが微妙に横ばいとなってきていることで、円安の勢いが鈍化し始めている。
ただ、ファンダメンタルズから見ると、3月末の英国の金融情報・調査会社のHISマークイットが独自にまとめた製造業購買部担当者景気指数(PMI)では、米国52.4、欧州47.5、日本49.2となった。50を判断の分かれ目としてこの水準を上回る状態が続くと景気拡大、逆に下回る状態が続くと景気減速を示す。米国も18年4月末の56.5から低下基調となっているものの、50を上回っており景気拡大が続いている。一方で欧州や日本は判断の分かれ目となる50を下回る状態となっており、景気減速感が強まっている。特に欧州は17年12月末の60.6がピークとなり、ほとんど戻る場面が見られず低下傾向となっている。外国為替市場では、ある通貨を買う一方である通貨を売らなければならない。要するに経済の強い通貨を買って、弱い通貨を売ることになる。消去法で考えれば一番景気の強いドルを買って、景気減速を示しているユーロと円が売られる構図となりやすい。
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