FITS エコノミックレポート

★ドル/円の日足では、いよいよ75日SMA（緑線）111.26円や200日SMA（紫線）111.29円トライかと思われたが、昨日の米12月小売売上高のネガティブサプライズにあっさり諦める展開となった。

下げた勢いで5日SMA（赤線）110.53円や260日SMA（茶線）110.35円も下抜けてしまった。ただ、10日SMA（黄線）110.21円が何とかサポートして意識され、下げ止まる展開となっている。

ただし、米国経済に先行き不透明感が不透明感が出たことで、しばらくは上値の重い展開が予想される。そのため、悪材料には敏感になり10日SMAや25日SMA（青線）109.63円の下値トライには警戒が必要となる。

ストキャスティクス･スロー（パラメータ:14、5、3、20、80）は、％Kが％Dを下抜けてきており、下押し圧力がやや強まってきている。

本邦企業の3月本決算を控えて、輸出企業と輸入企業の実需売買も増えてくることから、レンジ相場入りとなることも予想される。