★米中貿易摩擦の激化からリスク回避の動きた強まり、円買い・ドル売りが広がっている。上値では5日線(赤線)がレジスタンスとなり、25日線(青線)109.86円を下抜けしてきた。
ロウソク足でも前日ロウソク足は迷い線となる『十字線』での終了となったことから、本日の陰線は迷った後の結果となる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:40.46、%D:54.14と過熱感なく、両線がかい離幅を広げながら下向きとなっていることで、下落基調が継続している。
今後の重要ポイントは、ダブルトップネックラインの6月8日安値109.17円となる。下抜けしてしまうと安値切り下げとなり、今までのトレンドが転換することになる。また、ネックラインを下抜けした際は、75日線(緑線)108.51円が次のサポートとして意識される節目となる。
6月19日付シカゴIMM投機筋の対米ドルでの差し引き持ち高では、ドルロング(ドル買い・円売り)▲35,562枚となった。前週分ではドルショート(ドル売り・円買い)+5,052枚だったことから、約4万枚の円売りをしてきたことになる。本日円高が進んでいることから、投機筋の利益確定の円買い・ドル売りや手仕舞いのドル売りも入りやすくなっている。
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