★ドル/円の長期トレンドを示す月足では、上値を徐々に切り下げる展開が続いている。24ヵ月SMA(青線)と12ヵ月SMA(赤線)がレジスタンスとなり、いよいよ240ヵ月SMA(茶線)を下抜け下押しバイアスが掛かってきた。
さらに、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も、%DがSlow%Dを下抜けてきたことで、下落基調になってきたことには注意が必要となる。
ドル/円が失速した場合は、120ヵ月SMA(緑線)の102.44円が下値目処として意識される。2016年6月から9月までサポートラインとなり、長期に渡ってサポートラインとなった。また、2020年3月のドル/円失速時でも、サポートラインとして意識され戻り基調となった。
そのため、今回も120ヵ月SMAが重要なポイントとなる。失速時はストップロスを巻き込むことから、一時的には120ヵ月SMAを下抜ける。しかし、月末では実体は120ヵ月SMAを下抜けずに終了しているのが特徴である。
相場で大きな変動がある時は、短期的な日足よりも中長期トレンドを示す週足や月足の抵抗体で上げ止まる、下げ止まることが多い。
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