★ドル/円の日足では、当面の底値となった8月26日の安値104.40円を起点として、10月3日安値106.45円を結んだトレンドライン(S1)がサポートラインとあんり上昇基調が継続した。しかし、11月14日にS1を下抜けしたことで一旦下落調整となる様相となっていた。しかし、ドルは大きな調整もなく持ち直す展開となってきている。ただ、S1がレジスタンスとして意識される。
各移動平均線(SMA)では、11月14日に25日SMA(青線)を下抜けたことで、下押しバイアスが強まったが、下押しも限定的となり戻り基調となった。レジスタンスとして意識されていた200日SMA(紫線)の108.93円を上抜けしてきた。ただ、緩やかに低下傾向にある260日SMA(茶線)がレジスタンスとして意識され、上値が重くなっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを再び上抜けしてきており、戻り基調を示している。
まとめると、ストキャスティクスでは戻り基調となっているものの、S1と260日SMAが重なるようなレジスタンスとなっており、上抜けすることが出来るか確認したい。そのため、投資判断は『様子見』となる。下値では200日SMAを上抜けしたことや、5日SMA(赤線)、10日SMA(黄線)、25日SMAを上抜けしていることから、これらのラインがサポートラインとして意識される。
S1と260日SMAを上抜けしてくると、8月1日の高値109.31円を上抜けすることになり、ドル買いに弾みがつく可能性もある。上値では心理的な節目となる110.00円や5月21日高根110.67円が上値目標となる。
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