★ドル/円の日足では、4月24日高値112.40円を起点として5月30日高値109.92円を結んだトレンドライン(R1)を上抜けしてきた。また、6月25日安値106.75円を起点として6月28日安値107.53円を結んだトレンドライン(S1)を維持出来ると上昇基調が継続する可能性が高まってきた。
SMAでも5日SMA(赤線)107.80円が10日SMA(黄線)107.75円を上抜けするゴールデンクロスとなってきている。また、25日SMAを4月30日に下抜けしてきて以来上抜け出来ずにいたが、その25日SMAを上抜けしてきた。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も、%DがSlow%Dを上抜け両線ともかい離幅を広げながら上向きとなっていることで、円安基調が継続している。
まとめると、29日に開かれた米中首脳会談で対中制裁関税が見送られ、5月上旬から中断していた通商協議を再開することで一致したことを好感した初動の反応はドル買いとなっている。そのため、投資判断は『買い』または『継続』となる。上値では6月11日に付けた高値108.80円が一旦の上値目処となりやすい。ここを上抜けすると上値切り上げとなり、75日SMA(緑線)が位置する110円台が次の目標値となる。一方で、投資判断を変更するシグナルとしては、再び25日SMAを下抜け、S1をも下抜けすると、今回の戻りがダマシとなり再び6月25日安値106.75円を目指す下落基調となりやすい。
7月31日のFOMCでは、CME FedWatchでは利下げの確率は100%となっているが、0.50%の利下げが減少し、0.25%の利下げ確率が上昇する展開となっている。そのため、前のめりとなっていた米国の利下げの修正的な動きにつながりやすい。ただ、7月1日に公表される米6月製造業PMI(確報値)や米6月ISM製造業景況指数で減速傾向が明らかになると、再び利下げ圧力が強まりドル買いも一服する可能性が高い。そのため、25日SMAを維持できるかが当面の注目点となる。
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