★ドル/円の一目均衡表日足では、週末に下落幅を広げ円高が進行した。ただ、雲の上限109.93円近辺で下げ止まる展開となっている。雲の上限を維持出来ないと、雲の下限となる109.20円が視界に入る。
もう一点重要なのが、中長期的な損益分岐点となる52期間高低の中心値となる先行スパン2の当日線(灰線)110.05円である。レジスタンスとして意識されやすい。また、戻り基調では転換線5日(茶線:オリジナル線)110.70円、転換線9日(赤線)110.86円、基準線(青線)110.92円もレジスタンスとして意識される。
遅行線(緑線)がロウソク足を下抜けする逆転となっており、下落基調を示している。
一方で、転換線が基準線を下抜ける逆転となっているものの、両線とも横ばいとなっていることから、下落基調ではあるが下落トレンド入りしたと判断するには時期尚早と言える。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%Kと%Dがかい離幅を広げながら下落基調となっていることで、下押し圧力が強いことを示している。
ドル/円は、3月8日安値110.74円のダブルトップネックラインを下抜けしている。そのため、3月5日高値112.13円とネックラインとの値幅1.39円となり、ネックラインから同値幅となる109.35円が下値目処となりやすい。ちょうど雲の下限近辺にあたる。
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