★今年のドル/円では、100日SMA(赤線)がサポートとなり底堅い展開が続いていたが、1月9日以来の下抜けとなった。さらに、200日SMA(青線)では下げ止まらず260日SMA(緑線)をも下抜ける展開となっている。
そのため、次の大きな節目は3月26日年初来安値104.59円と10月4日年初来高値114.55円の半値押しとなる109.57円である。
この半値押しを下抜けると、円安基調は一旦終了し下押し圧力が強まりやすい。
一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%K:11.94、%D:15.48と売られ過ぎ過熱感も出ている。ただ、%Kが下向きとなっていることから、横ばいから上向きになるまでは下押し圧力は強いことを示している。
12月の日銀短観での大企業の下期為替想定レートは109.38円となっており、このレベルを維持できるかが注目される。ただ、自動車業態の下期為替想定レートは109.64円となっており、このレベル前後では為替予約(円買い・ドル売り)が増加しやすく円高の進展を加速しやすいので注意が必要となる。
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