FITS エコノミックレポート

ドル/円はダブルボトムのネックライン攻防!

 

★ドル/円の日足では、6月25日安値106.75円をボトムとして、7月10日の108.99円の戻り高値から下押しとなったが、7月19日安値107.17円で下げ止まったことで、下値を切り上げる展開となった。

7月10日高値108.99円を上抜けするとダブルボトム上抜けとなり、円安基調が継続する期待が膨らむ。ただし、上値では75日SMA(緑線)109.20円100日SMA(黒線)109.70円200日SMA(紫線)110.52円260日SMA(茶線)110.84円が上値目処として意識されやすい。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きを維持していることから、円安基調は継続している。

 

本日は日銀金融政策決定会合の最終日となり、市場では現状維持との見方で一致している。ただ、明日の米FOMCで少なくとも0.25%の利下げが予想されており、金融調節スタンスの違いからドル売り・円買いが入りやすくなる。サプライズとしては、日銀が追加緩和策を実施すると予想外のこととなり、円売りが強まる可能性もある。

ネックラインを上抜けすると、ストップロスを巻き込み短期的に上昇基調が強まる可能性もある。

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