FITS エコノミックレポート

ドル/円の三角持合いの延長線上の頂点までに変化か?!

 

★ドル/円の日足では、10月4日高値と11月12日高値を結ぶトレンドラインでは上値を切り下げる展開となっている。一方で、10月26日安値と11月20日安値を結んだトレンドラインでは、下値を切り上げる展開となっている。そのため、三角持合いの様相となってきた。両トレンドラインを延長すると、その頂点は12月19日近辺となる。12月19日までにこれらのトレンドラインを上抜けするのか、それとも下値抜けすることで三角持合いからの放れとなる。頂点は113.77円近辺にある。

 

一目均衡表では、基準線(青線)転換線9日(赤線)が横ばいとなっていることから、トレンドレスのもみ合い相場となっていると言える。転換線が基準線を上回っていることから、下落調整となっているものの転換線がサポートとして意識されやすい。26期間先の先行スパン1と2がほぼ重なっていることから、転換線と基準線の中心値と過去52期間の高低の中心値がほぼ同値となっていることを示している。そのため、113円前後が売買のコストとなっている。

 

RSI(パラメータ:14、30、70)は、下向きとなっているものの、50%を上回っていることから、14期間の上昇変動額が下落変動額を上回っていることになり、買い方に含み益が生じている。50%ラインがサポートラインとなることも多い。

 

現状は、上値を切り下げる下落基調となっているものの、一目均衡表の雲の上限の上方に位置しており、転換線や基準線をも上回っていることから調整的な動きとなっている。ただ、このまま推移すると、遅行線(緑線)がロウソク足を下抜けすることになり、下落基調の兆しとなりやすい。

 

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