FITS エコノミックレポート

トルコリラ/円は放れのマグマが溜まってきた!

 

★トルコリラ/円の日足では、16.80-17.50円の狭いレンジ相場となっている。上値では20日MA(黒線)17.632円がレジスタンスとして意識されている。一方、下値ではボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)のマイナス1σの16.937円がサポートとして意識される狭いレンジ内での動きとなっている。

値幅も縮小してきていることから、ボリンジャーバンドもバンド幅が縮小するスクイーズしてきている。前回のスクイーズ後に大幅下落したように、バンド幅の縮小後のエクスパンションでは大きく上下に振れやすい。

 

バンド幅の伸縮を示現するボリンジャー%B(パラメータ:21、3、5)は下落基調となっているが、ボリンジャー%B がわずかに上向き(青線から赤線)となってきている。

 

5月以降の価格帯別出来高では、レンジ内での出来高が増えていることから、エクスパンションするとやや大きめの変動となりそうだ。

 

基調では、雲の下限を下抜けしていることや、バンドの中心線となる20MAを下抜けしていることから、下振れしやすいので注意が必要となる。

 

市場では、明日13日(日本時間PM8:00)のトルコ中銀による政策会合で利上げが予想されている。しかし、エルドアントルコ大統領は利上げには否定的な見方をしており、利上げを容認すかが焦点となる。また、利上げされても、現在の17.75%から市場が予想している21.0%まで利上げ出来るかが注目される。市場予想を下回るようなら再びトルコリラが売られやすい半面、市場予想を上回る利上げならトルコリラ買いとなりやすい。どちらにしても、大きく振れる可能性があるので警戒が必要だ。

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