★トルコ中銀は昨日、市場予想通り政策金利を現行の10.25%から15.00%に引き上げることを決めたと発表した。声明では『恒久的なインフレ低下が達成されるまで、金融引き締めが断固として維持される』と指摘した。また、資金供給を1週間レポレートのみで行うとし、金融政策を簡素化することで市場の信認を得ようとする姿勢を示した。
市場の予想通りに政策金利を引き上げたことで、トルコリラ買いが強まり一時13.94円まで上昇する場面があった。しかし、その後は上値が重くなり75日SMA(緑線)の13.678円がサポートして意識されるも伸び悩む展開となっている。
7月以降の価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯のため一旦含み損を抱えた買い方からの『やれやれ売り』が出ているものと思われる。
『やれやれ売り』を吸収して上昇出来るかが焦点となる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、やや買われ過ぎ過熱感が出てきており、一旦上値が重くなると利益確定売りなども出やすい状況となっている。
現在75日SMAがサポートとなり下げ止まる展開となっている。上向きとなっている5日SMA(赤線)の13.578円や10日SMA(黄線)の13.464円もサポートとして意識される。75日SMAとゴールデンクロスするようなら、上値追いの展開となりやすい。上値では、ちょうど出来高の多い価格帯の下にある下向きの100日SMA(黒線)14.102円がレジスタンスとして意識されやすい。
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