★まずは、昨日のロンドン市場午前にチャウショール・トルコ外務相が、一部で報道された露製ミサイルシステムの購入延期を否定した。そのため、NATO同盟国とトルコの関係悪化が懸念されたことでトルコリラ売りにつながった。また、トルコの露ミサイル購入は米議会が強く反対しているが、これまで態度を明確にしてこなかったトランプ大統領も反対せざるを得ないと一部米紙が報じている。米国のトルコに対する経済制裁が現実味を帯びてくると、トルコリラにとっては下値リスクが増す可能性が高い。
このような環境下の中、トルコリラ/円の日足では、5日SAM(赤線)18.18円が10日SMA(黄線)18.11円をわずかに上回るゴールデンクロスとなった。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上回り両線とも上昇基調にあることから、戻り基調が強いことを示している。
もっとも怖いのは、5月9日をボトムとして下値を切り上げている一方で、5月10日の高値から上値を切り下げ、徐々に値動きが縮小する三角持合いとなっていることである。
そのため、近日中に上下に大きく振れる可能性が高まっている。
トルコを覆う問題ではトルコリラ売りとなるものの、テクニカル的には一旦ボトムアウトして上昇基調となっている。
心理的には売り目線となるが、テクニカル的には上抜け順張りとなり、非常に難しい局面にある。ただ、三角持合いなので、動き出すと大きな動きになりやすい。そのため、動いたら動いた方に順張りというのが最もリスクが少ないと思われる。
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