FITS エコノミックレポート

トルコリラ/円はダイバージェンスからの下げの可能性も!

 

★トルコリラ/円の日足では、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では7月5日に%D:93.20%のピークを付けたあと下落調整局面となり、2番目のピークは7月31日の%D:85.65%と上値を切り下げる展開となった。一方で、価格は7月5日高値19.34円を付けたあと、一旦下落調整局面となったが、反転後に7月31日に19.70円の高値を付け前回の高値を上抜けした。

要するに価格は前回高値を上抜する上昇となったにもかかわらず、ストキャスティクスでは上値を切り下げる展開となった。いわゆるダイバージェンスの発生を確認したことになり、下落の兆しとしてのサインとなる可能性が高まった。

その後に、トルコリラ/円は上値を切り下げる下落基調となっていることから、このダイバージェンスが下落の予兆だったといえる。

移動平均線(SMA)では、75日SMA(緑線)100日SMA(黒線)がサポートとなり下げ止まる展開となっている一方で、10日SMA(黄線)25日SMA(青線がレジスタンスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。

トルコリラ/円は徐々に回復基調にあるものの、ダイバージェンスの発生や上値を切り下げる展開となっており、相場の節目にきている。そのため、投資判断は『様子見』となる。下値では100日SMAと75日SMAを下抜けすると、5月9日安値17.50円と7月31日高値19.70円の半値押し18.60円、61.8%押し18.34円、76.4%押し18.02円が下値目処となりやすい。一方で、10日SMAや25日SMAを上抜けすると再び260日SMA(茶線)19.56円200日SMA(紫線)19.80が上値目処となりやすい。

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