★トルコリラは2005年1月1日に旧トルコリラから新トルコリラに変更された。2005年は、米国のITバブル崩壊からの回復基調となり、2004年1月から2006年にかけてFRBは計17回の利上げを実施した。その結果、米国の政策金利は1.00%から5.15%まで引き上げられた時期である。
米国金利の上昇で新興国から資金が米国に回帰したことが要因となっている。今回のトルコリラ失速は米国とトルコの関係悪化に端をはっしているが、その他の新興国通貨も売られているのは、米国が金利を引き上げていることにも起因する。
通貨切り替え直後のトルコリラ/円は75円半ばから、一旦上昇して89.68円まで上げた。しかし、その後は調整下落し、2006年6月に68.26円近辺までトルコリラ安となった。そこから、2007年10月31日には99.17円まで上昇している。
ただ、2008年8月6日までは上げ下げの相場展開であったが、その後はサブプライム問題の懸念が浮上したこともあり、ほぼ一方通行の下落トレンド入りとなった。
証券界で言われている『半値八掛け二割引』という相場の下限の目安を示す格言があるが、99.17円からでは31.73円近辺に当たる。そのため、31円台ではもみ合い相場が続いていた。結局はこの格言が当てはまらないほどの下落となっている。
一方、東京金融取引所への上場後の高値は2015年6月の47.28円である。この格言を当てはめると、15.13円近辺となる。8月13日に付けた最安値15.30円にほぼ当てはまってしまう。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |