★トルコリラ/円と一目均衡表の日足での相性を見てみる。相性が良いというのは、転換線・基準線・先行スパン1、2・遅行線が上値・下値抵抗体となりやすく、それらが相場のトレンドの節目になる状態をいう。
1月23日に雲の下限を下抜けした後は、2月6日や2月20日に雲の下限がレジスタンスとなり上値を抑えると、雲を上抜け出来ずに下落基調が継続している。そのため、雲の下限がレジスタンスとして意識される。
下落基調が強い時は、転換線(赤線)がレジスタンスとなる。そして、一旦もみ合い相場となると基準線(青線)がレジスタンスとして意識されるほか、52期間の高安の中心値の先行スパン2(灰線)の当日線がレジスタンスとして意識され上値が抑えられた。
遅行線(緑線)は1月8日にロウソク足を下抜けしてからは一度もロウソク足を上抜けすることが出来ずに下落基調が続いていた。しかし、26期間遅行するロウソク足を上抜けしてきたことから、相場への変化の兆しが出てきた。
現在は転換線と基準線を上抜け、転換線が基準線を上抜けしたことで好転した。ただ、基準線が横ばいとなっていることから、上向きになるまでは本当の意味での好転にはなっていない。
上値では先行スパン2の当日線が16.04円に位置しており、雲の下限も下向きとなっていることで、一旦の上値目処として意識されやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も、過熱感が出てきていることから、何時下落基調となっても不思議ではない。しかし、現在は明確な上昇トレンド発生していることから、高水準で張り付いて推移するダマシには注意する必要がある。
まとめと、今までトルコリラ/円と一目均衡表は相性の良い展開となっていた。今後も相性が良いのなら、先行スパン2や雲の下限がレジスタンスとして意識されるということになる。
ただ、これらのレジスタンスを明確に上抜けして相場の方向性を示す基準線が上向きになってくるようなら、トルコリア/円の上値追いとなる可能性もある。
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