FITS エコノミックレポート

★ゴムRSS3先物の日足を、10月29日高値292.9円と11月5日安値206.8円を結んだフィボナッチ・リトレースメントと白銀比率を使って分析する。

11月5日の大底からの戻りは23.6％戻しに抑えられ再び下落したが、11月5日の安値を下回らずに反転する展開となった。23.6％戻しのレジスタンスを上抜け上昇基調が続いたものの、38.2％戻しがレジスタンスとなり再び押し戻される展開となった。23.6％戻しを若干下抜けしたものの、強い反転基調となり38.2％戻しと半値戻しを上抜けした。この間下値・上値を切り上げる上昇トレンドが続いた。

12月3日には白銀比率である70.7％の267.7円がレジスタンスとして意識されると、大きな下落調整となった。そして、半値戻し、38.2％戻しを下抜けしたものの、23.6％戻しがサポートとなり下げ止まり、反転して半値戻しまでの戻り基調となっている。

ここで重要なことは、11月18日の安値を下抜けしなかったことで、下値を切り上げる展開が続いている。

半値戻しの249.8円を上抜けすることが出来ると、再び12月3日高値に向けて上昇基調が回復する可能性が高い。

一目均衡表の値幅観測論では、V計算値：307.4円、N計算値：271.8円、E計算値：312.5円、NT計算値：231.1円が上値目処として意識されやすい。