FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の下限を下抜け!

 

★5月9日以降の東京金60分足では、240時間SMA(茶線)を挟んでのもみ合い相場から、下落基調が強まり抵抗感なく雲の下限を下抜ける展開となった。本日お昼前後に雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目となりやすいので注意が必要となる。引けにかけては、わずかながら上値・下値を切り上げる動きとなっていることから、一旦の下げ止まりとなっている。

 

NY金先物市場は1295.30ドルから1284.20ドルまで下落した。しかし、本日発表された米国の5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や4月住宅着工件数などすべての指標が改善した。米国株高・長期金利上昇、ドル買いとなったことで、安全志向の買いが後退したほか、ドル高で割高感による売りが強まった。

 

価格帯別出来高では、下限の出来高の多い価格帯が意識され一旦下げ止まる展開となっている。出来高の少ない価格帯で大陰線となるなど、出来高の少ない価格帯では変動幅が大きくなることが多い。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインに沿って横ばいとなっていたが、下落基調が強まったことから、ゼロラインを下抜け緩やかに低下傾向となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ過熱感が出ている。

 

東京金の日足では、5日SMAの4,546円や10日SMAの4,547円を維持出来ずに下抜けした。本日中に回復できるようなら戻り基調は継続するが、14日安値4,510円を下回るようなら下落トレンドが継続する。下値では260日SMAの4,494円や200日SMA4,477円が視界に入ってくる。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ::14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっていることで、戻りの勢いは残っている。NY金は良好な米経済指標や米国株高などが重石となったものの、中東情勢が緊迫化してきており、地政学的なリスクが支援材料となりやすい。また、中国が米国債を売却しており、金への資金シフトの思惑も残ることから、大きな下落にはつながりにくい。為替市場では、NY市場で上値を試す動きとなったものの、110円台を目前に上値の重い展開となった。そのため、円安による東京金への下支えも限定的となりそうだ。

本日の注目点は、5日SMAと10日SMAを回復できるのか、それとも14日安値を下回る展開となるかが注目される。

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