FITS エコノミックレポート

イールドスプレッドで8月6日の米国株市場を先取り!

 

★NY株式市場は連日下落する一方で、米長期金利が大幅下落したことで、イールドスプレッドでは割安感が強まっている。S&P500とNASDAQ指数は直近の大底となったイールドスプレッドを上回る展開となっており、何か好材料が出てくると大きく反転しやすい。時間外のNYダウ先物も大幅に低下し、米長期金利先物も低下していることでかなり割安感が出ている。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.469%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・8月2日:▲3.782%⇒8月5日予想▲4.082%

 

8月5日はNYダウが大幅下落したうえ、米長期金利も大幅に低下したことで、イールドスプレッドは前日比で大幅に拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.469%から▲0.387%スプレッドがかい離していることや、19年1月3日の大底▲4.226%から▲0.144%や直近の大底となった19年6月3日4.038%から+0.044%になった。6月3日のイールドスプレッドを上回ったことでNYダウに割安感が出てきた。

NYダウが大幅下落したことで株式益利回りは大幅上昇した。また、米長期金利も大幅低下したことで、イールドスプレッドは前日比で大幅に拡大した。米国債に対してNYダウが前日比で割安となった。米国債を買うよりNYダウを買った方が良いということになる。そのため、NYダウが買われやすく米国債券に売りが入りやすい。今後も、米長期金利の動向が重要ポイント。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.773%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%

・8月2日:▲3.680%⇒8月5日予想▲3.983%

 

S&P500が大幅下落しうえ、米長期金利も大幅に低下したことでイールドスプレッドは前日比で急拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.773%から+0.210%とスプレッドが平均値を上回った。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して+0.114%とスプレッドを上回った。また、19年6月3日の大底となった3.881%から+0.102%とイールドスプレッドを上回った。S&P500は直近の大底となったイールドスプレッドを上回ったことで割安感が出ている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.274%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%

・8月2日:▲2.109%⇒8月5日予想▲2.385%

 

NASDAQが大幅下落したうえ、米長期金利も大幅に低下したことで、イールドスプレッドが前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.274%から+0.111%と平均値のスプレッドを上回った。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては+0.206%とスプレッドを上回った。また、19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して+0.057%とスプレッドを上回った。

NASDAQの下落が大きいことからイールドスプレッドが直近大底となったイールドスプレッドを上回った。そのため、NASDAには割安感が出てくる。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数ともイールドスプレッドは、連日前日比で大幅に拡大する動きとなった。現在は三指数とも直近のイールドスプレッドを上回っており割安感が出ている。そのため、一旦下げ止まる材料が出ると、一気に買い戻される展開となりやすい。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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