FITS エコノミックレポート

イールドスプレッドで5月17日の米国株市場を先取り!

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.336%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・5月15日:▲3.516%⇒16日予想▲3.453%

 

16日はNYダウが上昇した一方で米長期金利が上昇したことから、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.336%から▲0.883%スプレッドがかい離していることや、直近1月3日大底のスプレッドとも▲0.773%のスプレッドかい離がある。

NYダウが上昇したうえ米長期金利が上昇したことで、前日比でどちらが割安かとなるイールドスプレッドから見ると、前日比ではNYダウが割高となった。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.617%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%

・5月15日:▲3.368%⇒16日予想▲3.304%

 

S&P500のイールドスプレッドも前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.645%から▲0.313%スプレッドがかい離していることや、1月3日のスプレッドに対しても▲0.565%のスプレッドかい離がある。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.089%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%

・5月15日:▲1.739%⇒16日予想▲1.684%

 

NASDAQのイールドスプレッドは前日比縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.119%から▲0.405%スプレッドがかい離していることや、そのため、1月3日のスプレッドに対しても▲0.495%ある。

NASDAQは、昨日上昇率が0.97%に反発したことから、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは大幅に縮小した。

 

三指数とも再びイールドスプレッドは縮小傾向にある。再び米長期金利が上昇するようなら、米国株に過熱感が出やすい。トランプ大統領がFRBに利下げを強要するのは、米長期金利が低下すると米国株が上昇してもイールドスプレッドの縮小が抑えられるからである。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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