FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

日経平均株価:米国で景気回復が進むとの期待感から買い優勢

前週末の米国株市場は概ね横ばいの動きとなったが、日本株は朝方から堅調に推移、一時上げ幅は400円を超えた。米追加経済対策の成立や新型コロナウイルスのワクチン普及で景気回復が進むとの期待感が高まった。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の上昇を受け半導体関連株が堅調な値動きとなったほか、景気敏感株も米国市場での好調を引き継ぎ上昇し相場をけん引した。結局、前営業日比138円高の3万0156円と4営業日ぶりに反発して終了した。

 

東京外国為替市場:NYダウ先物の下落で持高調整のドル売り

ドル/円は、本邦輸入勢などのドル買い・円売りや米長期金利が1.39%付近へ上昇したことに支えられ、105.73円付近へじり高となった。日経平均株価の反発もリスク選好の円売りを誘った。しかし、19日の105.74円が上値目処として意識されると上げ幅は一服した。その後は、NYダウ先物がプラス圏からマイナス圏へ転じると、持ち高調整などのドル売り・円買いに押されて105.60円付近へ緩んだ。午後は、日経平均株価や米長期金利の動向を睨みながら、105.60円台を中心とした狭いレンジで取引された。ユーロ/ドルは、海外時間に予定されている2月独IFO景況感指数やラガルドECB総裁の講演を見極めたいとの雰囲気もあり、1.2120ドルを挟んで動きに終始した。

 

トルコ金融当局の姿勢確認後見通し引き上げ:格付け会社フィッチ

トルコ中銀は18日、主要政策金利である1週間レポレートを市場予想通りに17%で据え置くことを決定した。据え置きは1月に続き2会合連続となる。中銀は声明で、インフレ目標を達成するまで金融政策の引き締めスタンスを断固として維持すると再度表明し、『必要に応じて追加の金融引き締めを実施する」とも述べた。トルコ金融当局の姿勢を確認し、格付け会社フィッチ・レーティングスは19日、トルコの格付け見通しを『ネガティブ』から『安定的』に引き上げた。格付け自体は『BBマイナス』で据え置かれている。フィッチは、新たな経済チームのもとで一段と一貫性のある正統的な政策が実施され、短期的な外部資金調達リスクの緩和につながっていることが見通しを引き上げた理由とした。トルコ金融市場への信頼度が改善し続けるようであれば、リラの下値は限定的になりやすい。

 

南アでは23-24日の経済指標に注目

今週発表される経済指標では23日の10-12月期失業率、24日の1月生産者物価指数(PPI)、26日の1月貿易収支が注目されます。7-9月期は、雇用先が少ないことで就業を諦めた失業者や、ウイルスの感染を恐れて申請に行かない失業者などが多数いた。これらの失業者が指標結果にカウントされないことで、実態とはかけ離れた結果となった。10-12月期はロックダウンが緩和されている時期であることから、前回よりも精度が高い数値になるのではないかという声が多くでている。また24日に南ア政府(ムボウェニ南ア財務相)が発表する予算案にも注目が集まる。市場は財政再建のために増税をするのではないかという声が強まっている。もし、財政再建の道筋が見えなかった場合はランドを押し下げる要因になる。

 

メキシコでも大寒波の影響は深刻な電力不足

米南部などを襲った強い寒波の影響からテキサス州では大規模な停電となったが、米国だけでなく隣国であるメキシコも多大な被害にあっている。それが天然ガス。テキサス州のストップにより、天然ガスの供給ができなくなり、深刻な電力不足が発生している。週前半には12州で計画的な無作為な電力供給の停止があると警告していたが、停電は26州に拡大し、320万人に影響を与えている。停電がなかったのは、バハ・カリフォルニア州、バハ・カリフォルニア・スル州、ソノラ州の3州のみだった。米自動車大手フォード・モーターは北西部ソノラ州の工場を一時閉鎖したほか、日産自動車も中部アグアスカリエンテス州での生産の一時停止を発表するなど、製造業などへの影響も懸念されている。

 

サービス業の回復が世界で二極化:日独の鈍さは鮮明

新型コロナウイルス禍からのサービス業の回復が世界で二極化の様相を呈している。2月の購買担当者指数(PMI)統計によると、米国は改善しているものの、欧州と日本は業況悪化が鮮明となっており、明暗が分かれている。コロナ感染者の再拡大を受けて、日米欧の各国政府は今年に入り、そろって個人・企業向けに新たな制限措置を課した。しかし、封じ込め対策には温度差があり、とりわけ接客を必要とするサービス業を中心に経済活動にも格差をもたらしている。 一方で、製造業は世界で均等に持ち直しているようだ。

 

欧米市場イベント

○17:30   1月香港消費者物価指数(CPI、予想:前年同月比0.9%)
○18:00   2月独Ifo企業景況感指数(予想:90.5)
○22:45   ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
○24:00   1月米景気先行指標総合指数(予想:前月比0.3%)
○23日03:00   ブリハ英中銀金融政策委員会(MPC)委員、あいさつ
○23日05:30   ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事、講演

 

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