FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

日経平均株価:上値の重さを嫌気した売り優勢

前日までの上昇で上値が重いとみたヘッジファンドなど海外短期筋が先物に断続的な売りを出した。また、19年2月期決算発表を受け先行き警戒感から小売株中心に売りが出て、一時下げ幅を150円に広げた。ただ、NYダウ先物の下げ渋りや、3月期末配当金支払い絡みの買い観測に下値を探る動きは限られる。結局、前日比17円安の2万1566円と小反落して終了した。

 

東京外国為替市場:ドル下押しも限定的

ドル/円は、FOMCにおいてハト派的な姿勢が示されるとの思惑から調整色が強まり、111.13円近辺まで下落した。日経平均株価の下げ幅が一時150円超となったことや米長期金利の低下も、ドル売り・円買いを誘った。しかし、心理的節目の111.10円が視界に入ると下げは一服し、111.20円前後でもみ合った。午後は日経平均株価や上海総合株価指数をにらみながら111.20円台を中心とした狭いレンジで取引された。ユーロ/ドルは、FOMCを控えた持ち高調整などのユーロ買い・ドル売りが優勢となり、1.13ドル台半ばの高値圏で推移した。

 

豪中銀の利下げの可能性が高まる

豪統計局が本日発表した2018年10~12月期の住宅価格指数は前年比5.1%低下となり、ほぼ市場予想の5.0%低下通りで、市場では織り込まれていたものの、住宅市場が一段と悪化するとの懸念は払拭できていない。18年10~12月期の実質国内総生産(GDP)は季節調整済みの伸び率が18年7~9月期から鈍化した。中国景気の減速に加え、価格の下落を受けた住宅投資の落ち込みが響いている。豪中銀が公表した3月の理事会の議事要旨でも、住宅価格の下落へ言及が目立ち、『シドニーやメルボルンで今年に入ってからも下落が継続している』と指摘している。足元の市場では景気浮揚のために『いつ豪中銀が利下げに動くか』注目している。

 

海外マネーが日本国債に流入

海外マネーが日本国債に流入している。世界的に金利が低下するなかで日本国債の魅力が高まり、欧州の投資家を中心に購入が増えている。1-2月の買越額が4兆円強の高水準に達したことで日本の金利低下を促し、外国為替市場で円高を防ぐ一因にもなっている。財務省によると、海外投資家は1-2月に日本の中長期債を4兆2778億円買い越した。2カ月間の買越額としては2011年4-5月以来、約8年ぶりの高水準だ。

 

英国の合意なき離脱の可能性は残っている

英与党・保守党の欧州連合(EU)離脱派、リースモグ議員は、悪い離脱合意でもEUに留まるよりはまし、との認識を示し、メイ首相の離脱合意案を支持する可能性を示唆した。 リースモグ議員はLBCラジオに対し『悪い合意よりは合意なしの方がよいが、悪い合意でもEUに留まるよりはまし』と述べ『2年延期なら基本的にEUに留まるということだ』と指摘した。自身の投票方針は、メイ政権に閣外協力する民主統一党(DUP)の方針決定を待って決めるとした。そのうえで、メイ首相は自身の離脱合意案の3回目の議会採決をEU首脳会議後に先延ばしするのが賢明と指摘した。 同じく離脱派のレッドウッド議員は、BBCラジオに対し、メイ首相の離脱合意案を『非常に悪い合意』と批判し、議会の『多くの人々』が依然反対していると述べた。

 

 

米FRBは19-20日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催

FOMCは1月会合で、リスクバランスが下方に傾斜しているとし、パウエル議長は欧州や中国経済の成長減速、貿易の不透明感、財政策の効果が薄れることを成長リスクとして挙げた。今回会合で発表されるFRBスタッフ予測では、前回会合の2019年に2回の利上げから1回に引き下げると見られている。また、バランスシート縮小策を協議、または、年末までに終了する方針が発表されるとの思惑もある。米国株は1月以降、FRBのハト派(緩和支持)転換を好感する形で反発してきた。その分だけ先行きの利下げ余地が示唆されなかったり、期待ほどハト派でなければ、短期的な失望株安のリスクをはらむ。

 

欧米イベント

○18:30   2月英雇用統計(失業率/失業保険申請件数推移)
○18:30   11-1月英失業率(ILO方式、予想:4.0%)
○18:35   プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○19:00   1月ユーロ圏建設支出
○19:00   3月独ZEW景況感指数(予想:▲11.0)
○19:00   3月ユーロ圏ZEW景況感指数
○23:00   1月米製造業新規受注(予想:前月比0.3%)
○米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
○米ブラジル首脳会談(ワシントン)

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

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