FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

日経平均株価:利益確定売りに押され上値重い展開

米中貿易交渉の進展と米政府機関の再閉鎖回避への期待から13日のNYダウが117ドル高の続伸や円安進行を手掛かりに輸出関連株中心に買いが広がった。ただ、前日までの2日間で800円超上げたこともあり、先物への利益確定売りに押された。結局、前日比5円安の2万1139円と小反落して終了した。

 

東京外国為替市場:111円台乗せも上値の重い展開

ドル/円は、日経平均株価の持ち直しに支えられ、一時111.05円まで上昇した。ただ、今日から始まった閣僚級の米中通商協議を見極めたいとの雰囲気から上値を追う動きは限られ、110.00円を挟んでもみ合う展開となった。午後にはブルームバーグが『トランプ米政権は、米中通商協議の期限を60日間延長することを検討している』と報じると、円売りが強まって一時111.12円近辺で急上昇した。しかし、足もとの上昇ピッチが速過ぎるとの警戒感から伸び悩むと、利食い売りなどに111円付近まで押し戻される展開となった。ユーロ/ドルは、1.12ドル台後半で小幅な値動きに終始した。欧州勢待ちの様相となっている。

 

米中の貿易交渉期限が60日延長??

ブルームバーグが報じたところによると、『米国が貿易協議で交渉期限を60日間の延長を検討』と報じられた。3月1日が期限だったことから、5月1日まで延長されることになる。今年のゴールデンウィークは、4月26日~5月6日となることから休日の真っ只中に交渉期限が来ることになる。交渉が不調となれば、リスク回避の動きが強まるものの、日本市場が休場のため指をくわえて見ているだけとなる。この報道通りになると、休み前にポジションの手仕舞う動きが強まる可能性があり警戒が必要となる。

 

英国のEU離脱において合意なき離脱の可能性も

メイ英首相が、EUからの『合意なき離脱』を選択肢から外す意図を示していることに対し、与党保守党内の離脱強硬派が不満を強めており、造反に動く可能性がある。事情に詳しい複数の関係者によれば、保守党内のEU懐疑派で構成する『ヨーロピアン・リサーチ・グループ(ERG)』のメンバーが13日夜、同党のジュリアン・スミス院内幹事長と会談し、合意なき離脱を選択肢として残すべきだと主張した。メイ首相が離脱協定案の再交渉を目指しEUと協議を続ける中で、離脱交渉で次にどう動くべきかを巡り、英下院は14日に政府方針と修正案の審議・採決を予定しており、問題が表面化することが予想される。関係者によれば、ERGメンバーとスミス院内幹事長との会談は不調に終わり、一部の議員が14日の採決で造反ないし棄権することも考えられる。

 

米政府機関閉鎖回避へ向け壁建設の要求額減額

トランプ大統領は超党派の国境警備を巡る予算案に不満を示したものの『進展している』とし、政府機関閉鎖を回避するために署名すると報じられている。超党派案がまとまるまでまだいくつかの点で合意が必要となる。超党派案が壁建設にあてる資金はわずか13億ドルと、トランプ大統領が要求していた57億ドルをはるかに下回る。ただ、これを頭金として9月に再び資金を要請することも可能となる。

 

米中閣僚級の貿易協議が14日から開催

ムニューシン財務長官とライトハイザーUSTR代表が中国に到着。閣僚級の米中貿易協議が14日から開催される。トランプ大統領は好まないが、もし、交渉が進展し合意のめどがたった場合には対中輸入品の関税率引き上げを3月1日から延期する可能性も示唆するなど柔軟な姿勢を見せたことは市場で好感材料となっている。

 

米国市場では12月小売売上高が公表

11月実績は前月比+0.2%で市場予想をやや上回った。オンライン・ストアなどの無店舗小売の増加が目立った。自動車・関連部品を除いた売上高は+0.2%だった。1月については、ガソリン販売の減少が予想されており、前月比で小幅な伸びとなる見込みとなっている。

 

欧米イベント

○15:30   1月インド卸売物価指数(WPI、予想:前年比3.70%)
○16:00   1月独WPI
○16:00   10-12月期独GDP速報値(季節調整済、予想:前期比0.1%/前年同期比0.7%、季節調整前、予想:前年同期比0.9%)
○16:00   12月トルコ経常収支(予想:15億ドルの赤字)
○16:00   12月トルコ鉱工業生産
○16:30   1月スイス生産者輸入価格(予想:前月比▲0.4%)
○17:30   1月スウェーデン失業率(予想:6.8%)
○18:30   ブリハ英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
○19:00   10-12月期ユーロ圏GDP改定値(予想:前期比0.2%/前年比1.2%)
○22:30   12月カナダ製造業出荷(予想:前月比0.4%)
○22:30   12月カナダ新築住宅価格指数(予想:前月比横ばい)
○22:30   1月米卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.1%/前年比2.1%)
      食品とエネルギーを除くコア指数(予想:前月比0.2%/前年比2.5%)
○22:30   前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:22.5万件/174万人)
○22:30   12月米小売売上高(予想:前月比0.1%/自動車を除く前月比横ばい)
○24:00   11月米企業在庫(予想:前月比0.2%)
○15日01:00   ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

カテゴリー

カレンダー

8月 2019
« 7月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ページの先頭へ