FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2017/05/31/08:06:42

★米国株式市場は下落:新規買い材料のないなか利益確定売り優勢

NYダウは50.81ドル安の21029.47、ナスダックは7.00ポイント安の6203.19で取引を終了した。原油価格の下落や米長期金利の低下を受けて金融株や石油関連株の売りが先行した。また、北朝鮮による新たなミサイル発射実験で地政学リスクが高まったほか、トランプ大統領の娘婿がロシア政府との接触疑惑が浮上し、FBIの捜査対象となっていることが明らかとなり、政権運営への先行き不透明感から軟調推移となった。さらに、新規の買い材料を欠くなか、過去最高値圏にあることもあって利益確定目的の売りが優勢となった。VIX指数は9.81から10.38へ上昇した。

 

★NY外国為替市場:ユーロが買われる展開に

ドル/円は、4月米PCEコアデフレータが予想を上回る結果となったことで、一時111.32円まで値を上げた。しかし、その後は米長期金利が低下したことで売りが優勢となった。また、日経先物やNYダウが弱含んだことも売りを強め、一時110.63円まで下押しした。売り一巡後も上値の重い展開となった。ユーロ/ドルは、欧州時間にショートカバー主導で買いが強まった流れを引き継いだ。その後『ECBは6月の理事会で経済リスク評価を上昇修正し、緩和バイアス解除について議論する可能性がある』との報道が伝わると買いを誘い、一時1.1205ドルまで値を上げた。1.12ドル台では上値の重さが意識されたが、引けにかけても底堅く推移した。

 

★NY原油先物市場は反落:リビアの増産見通しを嫌気

リビアの国営石油公社が増産見通しを示したことや、前週末発表された米国内の石油掘削装置(リグ)の稼働数が19週連続増加が改めて材料視され、売りが先行した。その後は、6月1日の発表となる米エネルギー情報局(EIA)の週報について、国内全体の原油在庫が減少すると予想されていることで、買い戻しに転換した。

 

★NY金は反落・銀先物市場は続伸:利益確定売りが優勢に

NY金先物市場は、1261.80ドルまで下落した後、一旦1267.40ドルまで上昇した。米4月個人所得やk陣消費支出の上昇を受けて、米6月利上げへの警戒から売りが先行した。その後米5月消費者信頼感指数の下振れや欧米株安などから買いに転じたが、反発は限定的となった。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定の売りが優勢だった。終盤に伝えられたブレイナードFRB理事の『バランスシート政策変更時期が鮮明になってきた』『さらなる引き締めが近く適切になりそう』などの発言も重しになった。

 

★米国債券市場は続伸:株安でリスク回避と月末要因の買いが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)2.21%で終了した。NYダウが下落したことを受けて、安全資産とされる債券需要が高まった。また、市場では『月末に絡んだ買いも観測された』との指摘もあった。

 

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2017/05/30/08:03:27

★NY外国為替市場:英米休場でドル/円は小動き

米国市場がメモリアルデーの祝日で株式・債券・商品市場が休場。市場参加者が激減し111.30円を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。 ユーロ/ドルは、一時1.1189ドルまで値を上げたものの、イタリア政局不安が意識されるなか戻りは限られた。『イタリアが秋にも総選挙を実施する公算が高まった』と伝わり、同国株は2%の急落となった。また、ドラギECB総裁は欧州議会で『インフレは引き続き抑制されており、大幅な刺激策がなお必要』と述べたほか、バイトマン独連銀総裁は『ECBの兆緩和的な金融政策は基本的に適切』としながらも『緩和縮小の時期を検討することは正当化される』との考えを示した。

 

★南欧の国債価格が下落:G7で米英との関係悪化で

低格付けの南欧の国債価格が下落している。ドイツのメルケル首相が欧州と米英との関係悪化を警告したことが背景となっているメルケル首相は、週末の主要7カ国(G7)首脳会議や先週の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を巡って、『欧州はもはや一部の同盟国を完全に当てにできない』などと述べたことが影響した。

 

★米ロシアゲート疑惑懸念:コミー前FBI長官の議会証言に注目

注目されているコミー前FBI長官の議会証言は、早ければ30日前後、29日から6月4日にかけて休会となる米議会との兼ね合いでは、6月5日以降にも実施される見込み。コミー氏の証言までは新たな疑惑追及報道を含めて、ドル安やリスク回避の円高材料として警戒される。

 

★米国の景気減速に警戒:今秋の重要経済指標に注目

米国の経済に関しては、①トランプ政権に政策に対する過度な期待のはく落と今後の実行不透明感、②FRBによる利上げ効果の顕在化や昨年後半からの金利上昇の累積効果、③長期に及んできた景気改善の循環的な息切れなどが重しとなっている。今週は重要先行指標である6月1日のISM製造業景況指数のほか、2日の雇用統計などで改めて成長ペースの鈍化が懸念される。ただ、30日の個人支出や31日の中古住宅販売成約指数については、前月悪化の反動回復となる可能性が残る。2日の貿易統計に関しても、世界経済の復調や過度なドル高一服、米国により資源輸出の増強などを受けて輸出の持ち直しが注目される。

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2017/05/29/03:01:21

★米国株式市場はまちまち:連休控え薄商いで方向感の乏しい展開

NYダウは2.67ドル安の21080.28、ナスダックは4.94ポイント高の6210.19で取引を終了した。米国の3連休を控えて薄商いで方向感の乏しい展開だった。前日まで6日続伸した反動から利益確定目的の売りが先行した。米1-3月期GDP改定値が予想を上回ったことが好感されたが、米4月耐久財受注が5カ月ぶりの減少となったほか、米5月ミシガン大学消費者景況感指数が予想を下回ったことで、売り買いが交錯する展開となった。ナスダック総合株価指数が史上最高値を更新した。VIX指数は9.99から9.81に低下した。

 

★NY外国為替市場:ドルは欧州時間で売られNY時間で買い戻し

ドル/円は、欧州時間からの売りの流れが続き、一時110.83円まで下押しした。その後は、徐々に下値を切り上げる展開となった。米1-3月期GDP改定値が市場予想を上回ったことを背景に対欧州通貨などでドル買いが進むなか、一時111.40円台まで反発した。その後は3連休を控えて、111円台前半での持ち高調整の展開となった。ユーロ/ドルは、クロスユーロの下げにつれた売りが先行し、一時1.1160ドルの安値まで下押しした。ユーロクロスの売りが一巡すると下げ止まったものの、次第に1.1170ドルを挟んだもみ合い相場となった。

 

★NY原油先物市場は反発:急落に伴う買い戻し優勢

主要産油国の協調減産合意への失望から前日急落した反動で短期的な戻りを期待した買いが入った。米石油会社ベーカーヒューズが発表した石油掘削設備(リグ)稼働数は前週比2基増の722基となり、19週連続の増加となった。市場では、『増加幅が縮小したととして買い戻しが加速した』との指摘もあった。

 

★NY金・銀先物市場は続伸:英選挙リスク浮上で買い優勢

NY金先物市場は、1267.30ドルから1272.00ドルまで上昇した。英国の6月総選挙に関する最新の世論調査で、与党保守党の野党労働党に対するリードが5ポイントに縮小(前回は9ポイント差)だった。選挙リスクの浮上により、EU離脱交渉の先行き不透明感が強まったとの懸念から、安全資産としての金買いが優勢となった。

 

★米国債券市場は上昇:ポジション調整の買いが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.24%で終了した。米国の3連休を控えて持ち高調整目的に買いが散見された。ただ、休日前で債券市場は短縮取引だったこともあり、積極的な売買は手控えられた。

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2017/05/26/08:16:44

★米国株式市場は上昇:急速な金融引き締め警戒感が後退

NYダウは70.53ドル高の21082.95、ナスダックは42.23ポイント高の6205.26で取引を終了した。複数の主要小売決算が好感され、買いが先行した。また、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、FRBの金融引き締めが緩やかなペースにとどまるとの思惑を背景にした買いが入り終日堅調推移となった。S&P500、ナスダック総合指数は最高値を更新した。VIX指数は10.02から9.99へ低下した。

 

★NY外国為替市場:ドル/円は一進一退で方向感のない展開

ドル/円は、111.80円を挟んだ一進一退の動きが続いた。一時111.95円まで上昇する場面もあったが、『OPECと非加盟産油国は減産の9カ月延長で合意した』との報道が伝わった後に原油先物が急落すると、資源国のクロス円の下げにつれて一時111.62円まで下押しした。半面、NYダウが堅調推移したことなどが相場を下支えした。ユーロ/ドルは、欧州時間に上値の重さを確認したことで売りが先行し、一時1.1193ドルまで下押しした。一旦切り返す場面もあったが、コンスタンシオECB副総裁が『全体的なリスクは下サイド』などと言及した影響もあって戻りは鈍かった。

 

★NY原油先物市場は大幅続落:材料出尽くしで売り優勢

ウィーンで開催されたOPECの総会では、加盟国と非加盟国が9カ月の減産延長で合意した。しかし、減産延長は市場で織り込み済みとして、減産規模の拡大などの措置が見られなかったことに失望感が広がり、売りが急速に強まった。また、クウェート石油相によると『イランとナイジェリア、リビアの使いは変わらない』と伝えた。

 

★NY金・銀先物市場は反発:3営業日ぶりに反発

NY金先物市場は、1261.10ドルから1256.90ドルまで下落し、上昇幅を縮小した。前日のNY通常取引終了後に公表されたFOMC議事録では、『ややハト派的』との見方から、米長期金利が低下し、ドルが下落したことで、買いが優勢となった。ただ、米国株が続伸していることが重しとなり、上昇がやや抑えられた。

 

★米国債券市場は横ばい:急速な金融政策の正常化の思惑後退

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.25%で終了した。FRBが金融政策の正常化を穏やかに進めるとの思惑が引き続き相場を支えた。ただ、米国株が上昇したことを受けた売りも出た。

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2017/05/25/08:34:36

★米国株式市場は上昇:FOMC議事要旨を好感した買いが優勢

NYダウは74.51ドル高の21012.42、ナスダックは24.31ポイント高の6163.02で取引を終了した。朝方は買いが先行したものの、FOMC議事要旨の発表を午後に控えて上値の重い展開となった。この日公表されたFOMC議事要旨で物価上昇の鈍さを懸念する指摘があったことで、先行きの利上げが穏やかなものなるとの思惑も相場を支えた。また、バランスシートの縮小が比較的緩やかであることも好感され上昇した。S&P500が史上最高値を更新した。VIX指数は10.72から10.02へ低下した。

 

NY外国為替市場:FOMC議事要旨受け総じてドルは失速

ドル/円は、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行し、一時112.12円まで上昇した。ただ、米5年債入札後に米長期金利の上昇が一服すると伸び悩む展開となった。その後発表されたFOMC議事要旨では、『追加利上げの前に最近の弱含みの経済指標が一過性であるというさらなる証拠を待つのが賢明』、『大半のメンバーは弱含みが過ぎ去ると予想しており、まもなく引き締めが適切になるとの公算が高いと判断』、『数人のメンバーはインフレ目標進展の遅れを懸念』などの見解が示された。FOMC議事要旨の公表後に米長期金利が低下幅を広げると、一時111.43円まで下落した。ユーロ/ドルは、対資源好k通貨などでドル安が進んだ影響から買いが先行し、一時1.1204ドルまで値を上げた。その後は米長期金利の上昇などが重しとなって1.1168ドルまで失速した。FOMC議事要旨の公表後には再びドル売りが強まり、一時1.1220ドルまで反発した。

 

★NY原油先物市場は反落:ガソリン在庫の減少規模を嫌気

この日発表された米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で原油在庫が予想以上に減少したため買いが先行した。しかし、米国のドライブシーズンを前にガソリン在庫の減少が小さかったとして売りに転じた。25日のOPEC総会を前に持ち高調整の売りが優勢となったが、FOMC議事要旨発表後にドルが軟化したことで下げ渋る展開となった。

 

★NY金・銀先物市場は続落:FOMC議事要旨への警戒感から売り優勢

NY金先物市場は、1254.40ドルから一時1249.60ドルまで下落した。NY通常取引終了後に公表されるFOMC議事要旨が、6月利上げ観測を裏付ける内容になる可能性への警戒感から売りが優勢となった。ただ、英国の自爆テロを受けて、英政府が警戒レベルを最高度に引き上げたことや、フランスは非常事態宣言を11月1日まで延長した。そのため、リスク回避の動きも出て、金の下値も限定的となった。

 

★米国債券市場は反発:FOMC議事要旨を受けて買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格は上昇)2.25%で終了した。米5年債入札で需要の強さが確認されたほか、FOMC議事要旨を受けて、FRBは金融政策の正常化を急がないとの思惑が広がったことも債券買いにつながった。

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