FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2020/01/31/07:43:10

米国株式市場は上昇:売り先行後業績期待の高い銘柄に買い戻し

NYダウは124.99ドル高の28859.44、ナスダックは23.77ポイント高の9298.94で取引を終了した。新型肺炎の感染拡大に懸念が広がり、投資家のリスク回避姿勢が強まると一時240ドル超下げた。ただ、そのあとは業績期待の高い銘柄に買いが入りプラス圏を回復した。また、世界保健機関(WHO)が新型肺炎について『国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態』を宣言すると、早期収束への期待が高まり買いが加速した。VIX指数は16.39から15.49へ低下した。

 

NY外国為替市場:WHOの緊急事態宣言を受けドル買い戻し

ドル/円は、中国の新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が世界経済に悪影響を及ぼすとの懸念が強まり、NYダウが一時240ドル超下落した。投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが進んだ。米長期金利が1.5325%前後と昨年10月9日以来の低水準を付けたこともドルの重石となり、一時108.58円と8日以来の安値を付けた。米国で初めて、人から人への感染が確認されたことも嫌気された。ただ、世界保健機関(WHO)が日本時間31日未明、中国で発生した新型肺炎について『国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態』と宣言すると、早期収束への期待が高まりNYダウが140ドル超上昇した。ドル/円にも買い戻しが入り、109.00円付近まで値を戻した。 

ユーロ/ドルは、ポンド/ドルの上昇につれたユーロ買い・ドル売りが優勢となり、一時1.1039ドルと日通し高値を付けた。米商務省が発表した10-12月期の米国内総生産(GDP)速報値は実質で前期比年率2.1%増と市場予想通りの結果となったものの、個人消費とコアPCEが予想を下回りユーロ買い・ドル売りを誘った面もあった。 

 

NY原油先物市場は続落:エネルギー需要の後退懸念から売り優勢

NY原油先物市場は51.66ドル-53.20ドルのレンジ相場となった。中国を発生源とした新型コロナウイルスへの懸念が世界へ広がりつつある。経済成長への下押し圧力となり、エネルギー需要の後退につながるとの見方が原油相場の重石となった。また、世界保健機関(WHO)は30日、感染が広がっている新型コロナウイルスへの対応に関して、『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』(PHEIC)に該当すると宣言したことも嫌気された。

 

NY金先物市場は上昇:リスク回避モード継続で買い優勢

NY金先物市場は1576.80-1590.70ドルのレンジ相場となった。新型のコロナウイルスによる肺炎患者は増加しており、死者も増えていることから、安全逃避的な金買いは継続した。世界保健機関(WHO)は30日、『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』(PHEIC)を宣言したことも買い材料視された。市場のリスク回避モードが落ち着かない状態が続いている。

 

米国債券市場は横ばい:買い先行後WHOの緊急事態宣言で売り戻し

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日比と同じ1.58%で終了した。中国の新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が世界経済に悪影響を及ぼすとの懸念が強まり、債券買いが先行した。利回りは一時1.5325%前後と昨年10月9日以来の低水準を付けた。ただ、世界保健機関(WHO)が新型肺炎について『国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態』を宣言すると、早期収束への期待が高まり米国株が上昇したため債券には売りが出た。 

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2020/01/30/08:08:15

米国株式市場は上昇:FOMC声明やFRB議長会見後に売られる展開

NYダウは11.60ドル高の28734.45、ナスダックは5.48ポイント高の9275.16で取引を終了した。予想を上回る決算や見通しを発表したアップルが買われたほか、『737MAX』墜落事故に伴うコストが予想よりも少なくなるとの見方が出ているボーイングが買われ、指数を押し上げた。NYダウは一時220ドル超上昇する場面があった。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)後は急速に上げ幅を縮める展開になった。FOMC声明やFRB議長会見が『新味に乏しかった』との見方から売りが優勢となった。VIX指数は16.28から16.39へ上昇した。

 

NY外国為替市場:FOMC後に長期金利低下でドル売り強まる

ドル/円は、12月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が予想を下回ったことで円買い・ドル売りが先行し、一時108.93円と日通し安値を付けた。ただ、良好な米企業決算を受けてNYダウが一時220ドル超上昇すると円売り・ドル買いが優勢になり、一時109.25円付近まで値を上げた。もっとも、アジア時間に付けた日通し高値109.27円を上抜けることは出来なかった。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見後は米長期金利の低下とともに全般ドル売りが優勢となり、109.00円付近まで下押しする場面があった。
 FOMCはこの日、市場の予想通りFFレート誘導目標を1.50-1.75%に据え置くことを決めたと発表した。声明では、米経済について『労働市場は力強く推移し、経済活動が緩やかなペースで拡大した』と指摘し前回の認識を維持した。金融政策についても『現在のスタンスは適切』とし『経済見通しに関する今後の情報を引き続き注視する』との方針を変えなかった。
 パウエルFRB議長は会見で『現在の金融スタンスは適切』と述べ、当面現在の金融政策スタンスを維持する姿勢を示したものの、新型肺炎については『不確実性残る』『感染拡大による影響を注意深く監視する』と述べて警戒感をにじませた。超過準備の付利(IOER)引き上げについては『テクニカル的な小幅調整を意味する』とした。

ユーロ/ドルは、一時1.0992ドルと昨年11月29日以来2カ月ぶりの安値を付けた影響が残った。ただ、FOMC後に米長期金利が1.57%台まで低下するとユーロ買い・ドル売りが優勢となり、1.1021ドル付近まで下げ渋る場面があった。 

 

NY原油先物市場は小幅に反落:在庫増で売り優勢

NY原油先物は52.81ドル-54.37ドルのレンジ相場となった。米週間石油在庫の発表前に警戒感から下押し、在庫積み増しを確認すると52.81ドルまで下落幅を広げた。ただ、その後はいったん材料を織り込んだ形で下げ渋り、53ドルを回復した。石油輸出国機構(OPEC)による減産継続の観測が歯止めとなっている。ただ、新型のコロナウイルスによる肺炎患者が増えていることから、原油先物は伸び悩んだ。

 

NY金先物市場は小幅高:安全逃避的な買い意欲で底堅い展開

NY金先物市場は1562.10∸1577.70ドルのレンジ相場となった。日欧米の株価が上昇と、新型肺炎を懸念したリスク回避をいったん緩めた昨日来の地合いが継続した。安全資産とされる金を買う動きは緩慢だった。ただ、金市場を含めた投資資金の流れに影響を及ぼすイベント・米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に強い方向感は出ず調整の買い戻しが入り、小幅に上昇して引けた。新型のコロナウイルスによる肺炎患者は増加しており、死者も増えていることから、安全逃避的な金買い意欲は残っている。

 

 

米国債券市場は反発:パウエル米FRB議長の発言受け買い優勢に

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.07%低い(価格は上昇)1.58%で終了した。予想を下回る米住宅指標を受けて債券買いが先行した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で『新型コロナウイルスの感染拡大を注視している』と述べると、債券買いに弾みが付いた。

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2020/01/29/08:15:26

米国株式市場は上昇:続落した反動の値ごろ感からの買い優勢

NYダウは187.05ドル高の28722.85、ナスダックは130.37ポイント高の9269.68で取引を終了した。前日までに5日続落した反動で値ごろ感の出た銘柄を中心に買いが広がった。訪中した世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が『中国には新型コロナウイルスの感染を管理、抑制できる力があると確信している』と表明したことも投資家心理の改善につながった。引け後に予定される携帯端末のアップル(AAPL)や半導体のアドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)の好決算への期待が広がったことも買い材料になった。VIX指数は18.23から16.28へ低下した。

 

NY外国為替市場:ドルは底堅いものの上値も重い

ドル/円は、日本時間夕刻に一時108.76円まで下落したものの、前日の安値108.73円手前で下げ止まると徐々に買い戻しが優勢になった。市場では『一目均衡表雲の下限108.81円レベルが重要なサポート』との指摘があった。NY市場に入り、1月米消費者信頼感指数が131.6と予想の128.0を上回ったほか、1月米リッチモンド連銀製造業景気指数がプラス20と予想のマイナス3より強い内容だったことが分かると、円売り・ドル買いが活発化した。NYダウが一時280ドル超上昇し、日経平均先物が190円上げたことも相場の支援材料となり、一時109.20円と日通し高値を付けた。もっとも、中国の新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に収束の兆しはなく、投資家のリスク回避姿勢は続いている。日本では中国・武漢への渡航歴がない日本人男性がウイルスに感染していることが確認されたほか、ドイツでは新たに3人の感染が確認されたと伝わった。 

 

ユーロ/ドルは、スイスフランやポンドなど欧州通貨に対してドル高が進んだ流れに沿ってユーロ売り・ドル買いが先行した。米消費者信頼感指数が予想を上回るなど、米経済指標が好調な内容だったことが分かるとドル買いがさらに進み一時1.0998ドルと昨年11月29日以来の安値を付けた。ただ、売り一巡後は徐々に買い戻しが優勢になった。ユーロ/円の上昇につれた買いなどが入り1.1023ドル付近まで値を上げた。もっとも、今日の高値はアジア時間に付けた1.1025ドルで値幅は0.0027ドル程度と比較的小さかった。明日予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を見極めたいとして狭い範囲の取引だった。 

 

NY原油先物市場は反発:一旦悪材料織り込みで買い戻し

NY原油先物市場は52.68ドル-53.92ドルのレンジ相場となった。中国で発生した新型肺炎が世界経済に悪影響を与え、エネルギー需要を弱めるとの悪材料をいったん織り込んだ。欧米株の上昇が安心感を誘い、昨日つけた昨年10月10日以来、約3カ月半ぶりの安値52.13ドルから、本日は一時53.92ドルと、54ドル台回復に迫った。また、中国国営メディア新華社が 『中国の研究チームがウイルス対策の候補薬30種を試験する』と報じたことも買い材料となった。

 

NY金先物市場は反落:安全資産の買いが一服

NY金先物市場は1566.10-1582.20ドルのレンジ相場となった。中国・武漢で発生した新型肺炎を材料としたリスク回避が一巡した。3営業日続伸で8日以来の水準まで上昇していた動きに調整が入った。本日から開催されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の明日の結果発表待ちのムードもあった。また、中国国営メディア新華社が『中国の研究チームがウイルス対策の候補薬30種を試験する』と報じたことを受けて、安全逃避の金買いはやや一服した。

 

米国債券市場は反落:良好な米経済指標の結果を受け売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は下落)1.65%で終了した。中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大の懸念を背景とした世界的な債券高の流れがひとまず一服した。1月米消費者信頼感指数などこの日発表の米経済指標が良好な結果となったことも債券売りを誘った。 

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2020/01/27/03:00:19

米国株式市場は下落:新型コロナウイルスの感染拡大を警戒した売り

NYダウ170.36ドル安の28989.73、ナスダックは87.57ポイント安の9314.91で取引を終了した。米疾病対策センター(CDC)が米国内で2人目の新型コロナウイルスによる肺炎の感染を確認したと発表すると、米国内の感染拡大を警戒した売りが優勢となった。『フランスでも新型肺炎の感染2例を確認』と伝わると売りが加速し、一時310ドル超下げた。また、すでに米中貿易摩擦で鈍化の兆しが現れていた中国経済が、一段と落ち込むとの懸念も売り材料となった。VIX指数は12.98から14.56へ上昇した。

 

NY外国為替市場:新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気した円買い

ドル/円は、欧州市場序盤は欧州株高に伴う円売り・ドル買いが出て一時109.65円と日通し高値を付けたものの、NY市場に入ると軟調に推移した。『米疾病対策センター(CDC)は米国内で2人目の新型コロナウイルスによる肺炎の感染を確認した』と伝わると、一時は120ドル超上昇したダウ平均が失速し310ドル超下落した。フランスでも新型肺炎の感染2例が確認されると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが加速した。米10年債利回りが1.66%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時109.12円と9日以来の安値を付けた。1月米製造業PMI速報値が51.7と予想の52.5を下回ったこともドル売りを誘った。なお、1月米サービス部門PMI速報値は53.2と予想の52.9を若干上回った。

 

ユーロ/ドルは、1月独製造業・サービス部門PMIが予想を上回ったことで欧州市場では1.1062ドルの日通し高値まで買われる場面があった。ただ、欧州中央銀行(ECB)による金融緩和政策の長期化観測が強まる中、ユーロの戻りを売りたい向きも多くNY市場では弱含みの展開になった。一目均衡表の雲を明確に下抜けており『テクニカルな売りが出やすい』との声も聞かれ、一時1.1020ドルと昨年12月2日以来の安値を付けた。

 

NY原油先物市場は続落:コロナウイルスの感染拡大で需要鈍化を嫌気

NY原油先物市場は、24日までの発表によると、中国の新型のコロナウイルス感染の患者数は830人、死亡した人の数は26人に増えており、感染の拡大が個人消費の下押しやエネルギー大国である中国経済への悪影響が懸念され、原油は続落した。世界的な感染拡大への懸念で、投資家のリスクオフムードが強くなっている。米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数は前週末比3基増加の676基となった。

 

NY金先物市場は続伸:米国株安・米長期金利低下で金買いが優勢

NY金先物市場は1555.80-1575.50ドルのレンジ相場となった。中国の新型肺炎の世界的な感染拡大懸念で、安全資産の金が買われた。米疾病対策センター(CDC)は米国で2人目、3人目の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。米国株安や米長期金利の低下を受けて安全逃避的な金買いが優勢となった。

 

米国債券市場は続伸:新型コロナウイルスによる報道を受け買い優勢

米国債券市場で長期金利は続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.05%低い(価格は上昇)1.68%で終了した。中国で拡大している新型コロナウイルスによる肺炎を巡り、『米国内で2人目の感染者が確認された』との報を受けて安全資産とされる米国債が買われた。米国株の下落も債券買いを誘い、利回りは一時1.6684%前後と昨年10月11日以来約2カ月半ぶりの低水準を付けた。

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2020/01/24/07:48:15

米国株式市場はまちまち:WHOの緊急事態宣言見送りで買い戻し

NYダウは26.18ドル安の29160.09、ナスダックは18.71ポイント高の9402.48で取引を終了した。新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から投資家心理が悪化し一時210ドル超下げた。シンガポールでも感染者が発見されたことが嫌気された。しかし、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスについて『緊急事態宣言』を見送ると急速に買い戻しが入り、プラス圏を回復する場面があった。VIX指数は12.91から12.98へわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:WHOの緊急事態宣言見送りでドル買い戻し

ドル/円は、ラガルドECB総裁の会見をきっかけにユーロ/円が下落するとドル円にも売りが先行した。新型コロナウイルスの感染拡大への懸念を背景に世界で株安傾向となり、投資家がリスク回避姿勢を強めたことも円買い・ドル売りを誘い一時109.27円と9日以来の安値を付けた。なお、NYダウは一時210ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物は150円下げた。また、米長期金利は一時1.7117%前後まで低下する場面があった。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開になった。世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスによる肺炎について『緊急事態宣言』を見送ったことが買い戻しを誘った。NYダウが一時的にプラス圏を回復したことも相場の下支え要因となり、109.54円付近まで上げた。

ユーロ/ドルは、欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えて、しばらくは1.10ドル台後半でのもみ合いが続いていたが、ラガルドECB総裁が理事会後の記者会見で『入手した経済指標はECBの基本シナリオに一致』『基調インフレに緩やかな上昇の兆しがある』と述べるとユーロ買いが先行し、一時1.1109ドルと日通し高値を付けた。ただ、同総裁が『成長見通しのリスクは依然として下向き』との見解を示したほか、『非常に緩和的な政策が長期に渡り必要』『インフレ回復せず政策を再検討する』と発言すると一転下落し、一時1.1036ドルと昨年12月2日以来の安値を付けた。なお、ECBはこの日の定例理事会で主要政策金利を据え置くとともに、物価目標を含む政策戦略の検証を開始したと明らかにした。

 

NY原油先物市場は続落:新型肺炎への感染拡大懸念強くリスク回避の売り

NY原油先物市場は54.77ドル-56.27ドルのレンジ相場となった。中国の新型コロナウイルスへの懸念で投資家のリスク回避の姿勢が強く、原油先物は売りが先行し、国際エネルギー機関(IEA)の週間在庫統計の発表後も売りが継続した。同統計では、原油在庫は40.5万バレルの取り崩しと市場予想ほど減少せず、ガソリンは174.5万バレルの積み増しと予想以上に増加したのが嫌気された。 

 

NY金先物市場は反発:米国株が下げ渋るもリスク回避の金買い継続

NY金先物市場は1551.30-1567.50ドルのレンジ相場となった。新型コロナウイルスが検出された湖北省武漢市以外で初の死者が出るなど、中国の新型肺炎への懸念が払しょくされず、金融市場全般にリスク回避ムードが高まり、安全資産の金は買いが優勢となった。 WHOが『緊急事態宣言』を見送り米国株安は一服したものの、金買いは縮小しなかった。

 

米国債券市場は上昇:新型肺炎の感染拡大でリスク回避の買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年国債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は上昇)1.73%で終了した。新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から投資家心理が悪化し、安全資産とされる米国債に買いが集まった。利回りは一時1.7117%前後と1カ月半ぶりの低水準を付けた。 

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