FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2021/02/01/03:01:48

米国株式市場は下落:投機的取引で相場混乱を警戒した売り優勢

NYダウは620.74ドル安の29982.62ドル、ナスダックは266.46ポイント安の13070.70ポイントで取引を終了した。中国株式相場の下落や一部投機過熱を受けた金融システム安定リスクの上昇が警戒され、寄り付き後大きく下落した。また、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が発表した新型コロナウイルスワクチンの予防効果について『それほど高くない』と受け止められ、失望売りが広がった。個人投資家が利用する『ロビンフッド』などのアプリを通じた投機的な取引で、相場が一段と混乱するとの警戒から売りが強まった面もある。NYダウは一時740ドル超下落し、節目の3万ドルを割り込んだ。
 空売りを専門とする米投資情報会社シトロン・リサーチはこの日、20年間続けてきた株式の空売り調査を中止すると発表した。アジア時間に『同社が日本時間23時に重大発表を行う。個人投資家は注目すべき』との報道が伝わり、市場の注目が集まっていた。VIX指数は30.21から33.09へ上昇した。VIX指数は30.21から33.09へ上昇した。

 

NY外国為替市場:全般リスク回避のドル買い優勢

ドル/円は、欧州市場では一時104.94円と昨年11月16日以来の高値を付けたものの、NY市場では狭いレンジでのもみ合いに終始した。節目の105.00円手前で頭の重さが確認される中、欧州・オセアニア通貨に対してドル売りが先行した影響を受けて一時104.61円付近まで下押ししたものの、クロス円の上昇につれた買いが入り104.85円付近まで強含んだ。NYダウが一時740ドル超下落し節目の3万ドルを割り込んだことで、リスク回避的なドル買いも根強かった。

 

ユーロ/ドルは、欧州株相場や時間外のダウ先物の下げ渋りを受けて、投資家のリスク回避姿勢が後退しユーロ買い・ドル売りが先行し、一時1.2156ドルと日通し高値を更新した。ただ、現物の米国株相場が安く始まると再びリスク回避の動きが見られたため、上値が重くなった。 

 

NY原油先物市場は小幅続落:世界的な株安を嫌気した売り

NY原油先物市場は51.93ドル-53.25ドルのレンジ相場となった。世界的な株安が景気回復の弱さによるエネルギー需要の不調を意識させた。原油相場は強い方向感こそ示さなかったものの、重く推移した。アジア市場の終盤に51.93ドルまで下落したが、ニューヨーク市場の序盤にかけて53.25ドルまで買われる場面があった。しかしながら、欧米株安を嫌気した売りが強まり、一時52.01ドルまで反落した。

 

NY金先物市場は反発:欧米株安でリスク回避の買い

NY金先物市場は1841.20-1878.90ドルのレンジ相場となった。主要通貨に対するドル安がドル建て金価格の割安感につながり買いを集めた。NYダウが3万ドル割れとなるなど株価の調整も、リスク回避資産となる金の買い材料となった。アジア市場で1841.20ドルまで売られた後、反転し、ニューヨーク市場の序盤にかけて1878.90ドルまで買われた。

 

米国債券市場は続落:強い米経済指標受け売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)1.06%で終了した。12月米個人消費支出(PCE)や個人所得、1月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想より強い内容となったことを受けて売りが出た。ただ米国株の大幅反落で、引けにかけては買いが入り下げ渋った。 

 

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2021/01/29/07:39:23

米国株式市場は上昇:ネット証券が取引規制強めたことでリスク選好の買い

NYダウは300.19ドル高の30603.36ドル、ナスダックは66.56ポイント高の13337.16ポイントで取引を終了した。前日に今年最大の下げ幅を記録したことで、短期的な戻りを期待した買いが入った。個人投資家の投機的な売買で乱高下している一部銘柄に対し、ネット証券が取引規制を強めたことで、市場に安心感が広がったことも相場の押し上げ要因。NYダウは一時640ドル超上昇する場面があった。
 米ネット証券ロビンフッドはGameStopやAMCなどの取引を制限すると発表した。すでに保有している持ち高の処分のみの取引に制限し、新規の売買は停止した。オプションなどの取引に必要な証拠金の比率も引き上げた。VIX指数は37.21から30.21へ低下した。

 

NY外国為替市場:リスク回避後退で全般ドル売り優勢

ユーロ/ドルは、欧州市場では、欧州株相場が下落して始まったことを受けて、リスク回避のドル買いが先行し一時1.2081ドルと日通し安値を付けた。ただ、NY市場に入ると一転上昇した。NYダウ先物が大幅に上昇したうえ、軟調に推移していた欧州株が持ち直したことを受けて、投資家のリスク回避姿勢が緩和した。全般ドル売りが優勢となった。目先上値の目処として意識されていた昨日NY時間の戻り高値1.2129ドルを上抜けるとストップロスを巻き込んで一時1.2142ドルまで上値を伸ばした。もっとも、買い戻し一巡後は新規材料難から次第に値動きが細った。なお、前日に今年最大の下げ幅を記録したNYダウは反発した。『個人投資家の売買で株価が乱高下しているGameStopやAMCなど一部銘柄の取引をネット証券が規制した』と伝わると、投機的な動きが弱まるとの見方から投資家心理が改善した。NYダウは一時640ドル超上昇する場面があった。 

 

ドル/円は、クロス円の上昇につれた買いが先行し一時104.46円と昨年12月10日以来の高値を付けたものの、対欧州通貨などでドル売りが強まると104.16円付近まで押し戻された。市場では『104.50-80円には断続的に売り注文が観測されている』との声が聞かれた。なお、10-12月期米国内総生産(GDP)速報値は前期比年率4.0%増と市場予想通りの結果となったが、個人消費やコアPCEは予想を下回った。12月米新築住宅販売件数も予想より弱い内容となった。 

 

NY原油先物市場は反落:原油需要の復調への不透明感から上値重い

NY原油先物市場は52.20ドル-53.58ドルのレンジ相場となった。米国株は急反発となったが、新型コロナウイルスの対応としての米追加経済対策の決定時期やワクチン普及に関する不透明感が残る状態となった。経済回復によるエネルギー需要の復調を確信しきれない部分もあり、原油相場の上値を重くした。ニューヨーク市場の序盤にかけて53.58ドルまで買われたが、不安定な米国株式相場やドル高継続を意識して原油先物は52.20ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引で下げ幅はやや縮小したが、52ドル台半ば近辺で上げ渋った。 

 

NY金先物市場は6営業日続落:上値の重さは払しょくされず

NY原油先物市場は1835.60-1867.00ドルのレンジ相場となった。ドル安を支援に1週間ぶりの反発でスタートしたが、ドル急落を受けた急激な反発局面では戻り待ちの売りも入って上昇幅を帳消し。上値の重さが嫌気されマイナス圏へ沈んだ。アジア市場で1835.60ドルまで売られた後、ニューヨーク市場の中盤にかけて1867.00ドルまで反発したが、米長期金利の反発や不安定な米国株式を意識して金先物の買いは縮小した。安全逃避的なドル買いは一服したが、金先物の上値の重さは払しょくされなかった。

 

米国債券市場は反落:リスク回避の動き後退で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)1.04%で終了した。米国株市場で個人の投機売買に対する警戒が和らぎ、米国株相場が反発した。相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。

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2021/01/28/08:16:29

米国株式市場は大幅下落:個人投資家の投機的な動きに警戒した売り

NYダウは633.87ドル安の30303.17ドル、ナスダックは355.47ポイント安の13270.60ポイントで取引を終了した。決算内容が嫌気された米航空機ボーイングなどの銘柄が大幅に下げ、相場の重石となった。一部銘柄に対する個人投資家の著しく投機的な動きも警戒を誘い、一時730ドル超下げる場面があった。米株の変動性指数(VIX、恐怖指数)が37.21と米大統領選の投開票日直前だった昨年11月4日以来の高水準まで急伸したことで、『リスク回避の売りが加速した』との声も聞かれた。
 ヘッジファンドが空売りを積み上げたGameStopやAMCなどの銘柄に個人が集団で買いを入れ、踏み上げを誘う展開がこの日も継続した。『一部ヘッジファンドは損失穴埋めを迫られ、買い持ちしている主力株を売却した。それが相場下落につながっている』との見方もあった。VIX指数は23.02から37.21へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米国株の大幅安でリスク回避のドル買い

ドル/円は、米国株市場では一部銘柄に対する個人投資家の著しく投機的な動きがマーケット心理を冷やし、NYダウが一時730ドル超下落。為替市場ではリスク回避のドル買いが優勢になった。まとまった規模の売り注文が観測されていた104.00円を上抜けて、一時104.20円まで上値を伸ばした。米連邦準備理事会(FRB)は26-27日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場予想通りFF金利の誘導目標を0.00-0.25%に据え置くことを全会一致で決定。声明では『経済活動や雇用の回復ペースはここ数カ月に鈍化しており、弱さはパンデミックで最も大きな打撃を受けたセクターに集中している』と指摘し、『FRBはこの厳しい状況で米経済を支援し、最大雇用と物価安定の目標を達成するために、あらゆる手段を活用することに注力している』と改めて表明した。
 また、パウエルFRB議長は会見で『今後の道筋は非常に不確実なまま』としながらも、『一部の動きは年内の見通し改善を示唆』『下期の力強い経済見通しを支持する有望な証拠ある』などと発言した。テーパリング(量的緩和の縮小)の議論については『時期尚早』とし、『時期が来たならば事前に検討することを話す』と語った。FRBが予想より早くテーパリングを検討するとの懸念は後退したものの、株価の反発にはつながらなかった。 

 

ユーロ/ドルは、欧米株価の大幅下落を背景に、リスク回避のドル買いが活発化し一時1.2059ドルと日通し安値を付けた。独政府が2021年成長見通しを従来の4.4%から3.0%に引き下げたことや、『欧州中央銀行(ECB)当局者らは市場がECBによる利下げの可能性を過小評価していると認識』との一部報道もユーロ売りを促した。ただ、急ピッチで下落した反動も出て、引けにかけては下げ渋った。 

 

NY原油先物市場は小幅反発:原油在庫減少を意識した買い優勢

NY原油先物市場は51.85ドル-53.30ドルのレンジ相場となった。米エネルギー省(EIA)週間石油在庫(1/22時点)で原油在庫が-991.0万バレル(前週 +435.1万バレル)と取り崩しに転じた。ニューヨーク市場の序盤にかけて51.85ドルまで下落したが、原油在庫の減少を意識して一時53.30ドルまで買われた。ただ、米国株安やドル高を意識して米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明後に52.77ドルまで下げており、通常取引終了後に原油先物の上げ幅は縮小した。

 

NY金先物市場は5営業日続落:ドル高を嫌気した売り優勢

NY金先物市場は1828.40-1851.50ドルのレンジ相場となった。欧米株安によるリスク回避は昨日に続き安全資産である金購入につながらなかった。リスク回避のドル高がドル建て金価格の割高感につながり、上値を重くした。アジア市場で1851.50ドルまで買われたが、その後は伸び悩み。ニューヨーク市場の序盤にかけて1828.40ドルまで下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明前に1849.20ドルまで戻したが、結果判明後は1845ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場は上昇:欧米株の大幅下落から安全資産として買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)1.01%で終了した。欧米の株式相場が軟調に推移したことを受けて、相対的に安全資産とされる米国債が買われた。利回りは一時0.9992%前後まで低下する場面があった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策維持を決定すると同時に、景気回復ペースの鈍化を指摘し、金融緩和策の維持を改めて確約したことも相場を下支えした。 

 

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2021/01/27/07:43:04

米国株式市場は下落:決算結果相場の様相で方向感出ず

NYダウは22.96ドル安の30937.04ドル、ナスダックは9.93ポイント安の13626.07ポイントで取引を終了した。バイデン大統領がワクチン普及ペースを加速させる計画を発表、夏までに集団免疫を目指しているとしたほか、追加経済対策を巡り共和党との交渉にも前向きな姿勢を示したため寄り付き後上昇した。また、決算内容が好感されたジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やスリーエム(3M)などが買われ、指数の押し上げ要因となったが、ベライゾン・コミュニケーションズやアメリカン・エキスプレスなどが売られ相場の上値を抑えた。もっとも、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を控えて、大きな方向感は出なかった。VIX指数は23.19から23.02へ低下した。

 

NY外国為替市場:米国株失速でリスク選好のドル売り後退

ユーロ/ドルは、日本時間夕刻に一時1.2108ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢になった。欧州株相場やNYダウ先物の上昇を背景にリスク選好のドル売りが優勢となり、一時1.2176ドルと日通し高値を更新した。ただ、前日の高値1.2183ドルを上抜けることは出来なかった。『欧州中央銀行(ECB)は米連邦準備理事会(FRB)との政策の違いが為替レートに与える影響を調査する』との一部報道が伝わると、ユーロ売りで反応し一時1.2140ドル付近まで下押しする場面があった。米国経済の方が強いにもかかわらず、ドルが弱いことが疑問だという。なお、イタリアのコンテ首相はこの日、閣議を開催し辞任する意向を表明し、マッタレラ大統領に辞表を提出した。大統領は27日に主要政党の党首らと今後の政局について協議する見通し。ただ、事前に伝わっていた内容だったこともあり、相場の反応は限定的だった。

 

ドル/円は、欧州株やNYダウ先物の上昇を受けて、リスク選好のドル売りが先行し、一時103.56円と日通し安値を付けた。ただ、一目均衡表基準線103.50円や22日の安値103.49円がサポートとして働くと下げ止まった。高く始まった現物の米国株が失速したこともリスク選好のドル売りを後退させた。なお、11月米ケース・シラー住宅価格指数や1月米消費者信頼感指数は予想を上回った一方、1月米リッチモンド連銀製造業景気指数は予想を下回るなど強弱入り混じる結果となったため、相場の反応は限られた。

 

NY原油先物市場は小反落:需要後退観測から売り優勢

NY原油先物市場は52.29ドル-53.25ドルのレンジ相場となった。ワクチン普及や米追加支援策の停滞感が、経済回復の遅れによるエネルギー需要の後退観測につながり、原油相場の上値を重くした。明日の米エネルギー省(EIA)週間石油在庫発表を前にした動きにくさもあった。アジア市場で52.29ドルまで売られた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて53.25ドルまで戻した。しかしながら、利益確定を狙った売りが増えたことによって、原油先物は伸び悩み、52.40ドルまで下げた。

 

NY金先物市場は4営業日続落:リスク回避のドル高を嫌気した売り

NY金先物市場は1847.20-1860.80ドルのレンジ相場となった。米株軟調でリスク回避傾向だったが、安全資産として金が買われるよりも、リスク回避のドル高がドル建て金価格の割高感をより意識させ、売りが優位だった。アジア市場で1860.80ドルまで買われたが、その後は伸び悩みとなった。ロンドン市場で1847.20ドルまで下落し、ニューヨーク市場の序盤にかけて1859.30ドルまで戻したが、換金目的の売りが入ったことで金先物の上値は重くなった。

 

米国債券市場は横ばい:様子見ムード強く方向感出ず

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日と同じ1.03%で終了した。米追加経済対策の与野党協議の動向を見極めたいとして、様子見ムードが強まった。明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に方向感が出にくい面もあった。 

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2021/01/26/07:45:54

米国株式市場はまちまち:主力ハイテク株に買いが入り下げ渋る

NYダウは36.98ドル安の30960.00ドル、ナスダックは92.93ポイント高の13635.99ポイントで取引を終了した。バイデン大統領が提示した1.9兆ドルの追加経済対策の行方に不透明感がくすぶったほか、新型コロナウイルスワクチンの普及ペースに不透明感が漂い、経済正常化が遅れかねないとの見方から売りが優勢となった。米長期金利の低下を受けて、金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなども売られ、指数は一時430ドル超下げた。市場では『GameStop株が乱高下し、売買の一時停止が相次いだため、投資家心理が悪化した』との声も聞かれた。ただ、決算発表を迎える主力ハイテク株には買いが入ったため、引けにかけては下げ渋った。VIX指数は21.91から23.19へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米国株の持ち直しでドル買い後退

ユーロ/ドルは、欧州時間発表の1月独Ifo企業景況感指数が予想を下回ったことを受けてユーロ売り・ドル買いが先行した。米製薬大手メルクが2種類の新型コロナウイルスワクチンの開発を打ち切ると発表すると、ワクチン普及の不透明感が広がり欧米株価が軟調に推移した。リスク回避のドル買いが優勢となり、一時1.2116ドルと日通し安値を付けた。ただ、一時は430ドル超下落したNYダウが下げ幅を縮めると、投資家のリスク回避姿勢が和らいだため、ドル買い圧力が後退し1.2148ドル付近まで下げ渋った。
 なお、『イタリアのコンテ首相は26日朝に辞任する見通し』との報道が伝わったものの、相場の反応は限定的だった。伊連立与党は内紛で一部の政党が離脱し、議会上院で議席が過半数割れとなっているため、いったん辞任し、再び新政権の樹立を目指すとみられている。 

 

ドル/円は、欧米株安に伴うリスク回避のドル買いが先行すると、一時103.93円と日通し高値を付けたものの、104.00円に観測されている本邦実需勢の売りに上値を抑えられると失速した。クロス円の下落につれた円買いも入り、103.75円付近まで下押しした。米国株の下げ渋りもドル買い圧力を後退させた。もっとも、NY市場に限ればドル円の値幅は23銭程度だった。 

 

NY原油先物市場は反発:押し目買いで下げ止まり

NY原油先物市場は51.82ドル-52.88ドルのレンジ相場となった。新型コロナウイルスのワクチン普及による経済回復への期待と、製薬大手メルクが2種類のコロナワクチンの開発打ち切りを発表したことへの不安が交錯した。経済動向が原油などエネルギー需要へ与える影響も見通しにくくなったことで、原油相場はもみ合いとなった。ロンドン市場で52.88ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の中盤にかけて51.82ドルまで反落したが、押し目買いが観測されており、時間外取引で52ドル台後半まで戻す場面があった。 

 

NY金先物市場は続落:ドル反発が意識され伸び悩む

NY金先物市場は1846.20-1867.40ドルのレンジ相場となった。NYダウが続落の一方、ナスダック総合指数は一時マイナス圏で推移も持ち直して続伸と米株市場の方向感も定まらず、リスクセンチメントの強弱は不明瞭だった。リスク回避資産とされる金への引き合いの有無もはっきりせず、先週末の終値を挟んで小幅に上下した。ニューヨーク市場の序盤にかけて1867.40ドルまで買われたが、その後に安全逃避的なドル買いが観測されており、1846.20ドルまで反落した。通常取引終了後は1855ドルを挟んだ水準で推移し、上げ渋る状態が続いた。

 

米国債券市場は続伸:経済正常化が遅れかねないとの懸念から買い優勢

米国債市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.05%低い(価格は上昇)1.03%で終了した。新型コロナウイルスのワクチン普及に不透明感が漂い、経済正常化が遅れかねないとの懸念から安全資産とされる米国債が買われた。バイデン米大統領による大型経済対策の先行き不透明感も債券買いを誘った。

 

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