FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場上昇:主要米企業決算への期待から買い優勢

NYダウは143.07ドル高の24919.66、ナスダックは3.00ポイント高の7759.20で取引を終了した。朝方に4-6月期決算を発表したペプシコが大幅高となり、週後半から本格化する主要企業決算への期待が高まった。また、原油高を葉池に石油関連株が買われ、指数をの下支えとなった。VIX指数は13.37から12.64へ低下した。

 

NY外国為替市場:引け前にリスク回避の円買い強まる

ドル/円は、NY勢参入後に一時111.35円まで上昇する場面があったものの、5月21日高値の111.40円手前で伸び悩む展開となった。その後は手掛かり材料に乏しかったこともあり111円台前半でのもみ合いとなっていたが、引け前に『米当局は2000億ドル相当の対中関税リストを公表の予定』との一部報道が伝わるとドル売りが優勢になった。ユーロ/ドルは欧州勢のサンユウ後にドルが全面高となった流れに沿ったほか、7月独・ユーロ圏ZEW系強指数が悪化したことも売り材料視され、一時1.1690ドルまで下押しした。ただ、その後はショートカバー主導で下げ渋る展開になった。

 

NY原油先物市場は続伸:北海ブレンド上昇につれ高

NY原油先物市場は一時74.70ドルまで売られた。ノルウェーの油田で労働者がストを開始すると、供給減の思惑から北海ブレンド先物が上昇した。そのため、WTIにも買いが波及した。リビアの産油量が大きく落ち込んだことも相場の支援材料となった。週間在庫統計の発表を控えてポジション調整的な取引が主体となったが、買戻しがやや目立った。

 

NY金・銀先物市場は反落:ユーロ高一服で売り優勢

NY金先物市場は一時1247.70円まで売られた。米中貿易摩擦激化に対する警戒感は消えていないが、株高が続いているほか、ユーロ高が一服したことから利益確定売りが入った。

 

米国債券市場は横ばい:米中貿易摩擦激化の思惑で引けにかけ買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.85%で終了した。米国株市場の上昇を受けて安全資産とされる債券に売りが先行したものの、取引終了間際に『米当局は2000億ドル相当の対中関税リストを公表の予定』との報道が伝わると一転買い戻しが入った。

 

 

 

カテゴリー: 朝の市場コメント

カテゴリー

カレンダー

4月 2024
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ページの先頭へ