★米国市場は感謝祭で休場
米国株式市場、NY原油市場、NY金市場、米国債券市場は休場
★NY外国為替市場:米国休場でほぼこう着状態で推移
ドル/円は、アジア時間に円高・ドル安が進んだ影響で反落したものの、NY市場に限れば狭いレンジ取引に終始した。米国市場が感謝祭の祝日で休場となり取引材料に乏しい中、ほぼこう着状態で推移した。
ユーロ/ドルは、欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(10月28-29日分)で『新型コロナウイルス感染拡大による景気回復の遅れや低インフレ長期化への懸念』が表明され、『必要なら追加緩和を実施する』との見解が示されると一時1.1885ドルと日通し安値を更新した。ただ、前日の安値1.1882ドルが目先サポートとして意識されると1.1919ドル付近まで下げ渋った。
英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)交渉は続いているものの、先行きは依然として不透明であり、ポンドを売る動きが広がった。ジョンソン英首相報道官は『対面交渉を希望しているもののEU次第』などと述べたと伝わったほか、英大衆紙デイリーエクスプレスは『交渉は完全に行き詰っている』と報じた。ポンド/ドルは一時1.3322ドル、ポンド円は138.93円と日通し安値を付けたほか、ユーロポンドは0.8935ポンドまでユーロ高・ポンド安が進んだ。ただ、『バルニエEU離脱首席交渉官はEU内で漁業権に関わる大臣に対して、明日緊急会議を開くと伝えた』との報道が伝わると、英国との交渉が前進するとの期待が高まりポンド売りは一服した。
★米国株高継続のワイルドカードはワクチン接種率
今月に入り新型コロナウイルスのワクチン3種類について高い有効性があると報じられたのを好感し、NYダウは24日に初めて3万ドルをの大台を突破した。しかし、投資家の間では、実際のワクチン接種が遅々として進まず、来年の景気は期待ほど回復しないのではないかとの懸念も生じている。
ギャラップが今月1日までに実施した世論調査では、ワクチン接種をうけると答えた米国民は全体の58%と、9月調査の50%から増加した。一方で接種を受けたくないとの回答は42%あり、その理由は開発の拙速さや安全性への懸念だった。
ワクチンの普及が遅れたり、接種拒否が広がったりすれば感染拡大が長引き、集団免疫の獲得が遅れる。
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