★米国株式市場は下落:祝日を控え持ち高調整の売り優勢
NYダウは132.36ドル安の24174.82、ナスダックは65.01ポイント安の7502.67で取引を終了した。原油価格の上昇を受け、エネルギーセクターを中心に買いが先行し、しばらくはプラス圏を維持していたが、独立記念日の祝日を控えた持ち高調整の売りに押されて、引けにかけて下げに転じた。また、中国の裁判所が半導体のマイクロン・テクノロジーの販売禁止を命じたことが明らかになるなど、ハイテク銘柄を中心に売りが広がり、上げ幅を縮小して下落に転じた。VIX指数は15.60から16.14へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドルの上値の重さを確認
ドル/円は、欧州時間に上値の重さを確認したこともあり、NY勢参入後に売りが先行した。米長期金利の低下に伴う売りも入り、アジア時間につけた安値110.76円を下抜けると目先のストップロスを誘発して下げ幅を拡大した。NYダウや日経先物が下げに転じたことでリスク回避のドル売りも強まり、一時110.51円近辺まで下落した。その後は米独立記念日の前日で取引参加者が減少する中、安値圏でのもみ合いとなった。ユーロ/ドルは手掛かり材料に乏しい中、1.1655ドルを挟んだ値動きが続いた。欧州時間には一時1.1673ドルまで上昇する場面があったものの、前日高値の1.1693ドルが目先のレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
★NY原油先物市場は反発:ポジション調整の売買交錯
NY原油先物市場は一時72.73ドルまで売られたが、75.27ドルと2014年11月以来の高値を付けた。リビアとカナダの原油供給が細るとの見方が買い材料となったが、そのあとは米独立記念日の祝日を控えて利益確定売りが優勢となった。
★NY金先物市場は反発:米中貿易摩擦激化懸念で金買い
NY金先物は一時1238.8ドルと昨年12月12日以来の安値を付けたものの、その後は1258.50ドルまで買われた。米中貿易摩擦激化に対する警戒感が再び高まり、安全資産とされる金買いが優勢となった。米長期金利の低下も材料視された。
★米国債券市場は反発:ポジション調整の買戻し優勢
米国債券市場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国際利回りは前日比0.04%低い(価格は上昇)2.83%とこの日の最低で終了した。米独立記念日の祝日を控えてポジション調整の買いが入った。米国株の失速も相場の支援材料となった。この日は短縮取引だった。
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