FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は続伸:ハイテク株の急伸が後押しして上昇幅拡大

NYダウは250.62ドル高の28837.52ドル、ナスダックは296.31ポイント高の11876.26ポイントで取引を終了した。大統領選挙の世論調査で、民主党バイデン候補の勝率上昇を背景に、大規模な経済対策への期待が強まり上昇して寄り付いた。また、上海株式市場が大幅に上昇したことで米国株にも買いが波及したほか、今週から本格化する米企業決算への期待から主力ハイテクや金融株に買いが集まった。アップルやアマゾンのイベントを控えてハイテク株の急伸も後押しし引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。指数は一時370ドル超上げた。VIX指数は25.00から25.07へわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:リスク選好のドル売り優勢

ドル/円は、アジアの週明け早朝取引で一時105.85円と日通し高値を付けたあとはじり安の展開となった。市場では『ドル円は前週8日に106.10円を付けていったん戻りを確認した』との声が聞かれる中、NYダウが一時370ドル超上昇するとリスク選好のドル売りが優勢となり105.20円と日通し安値を付けた。ロンドン引け(日本時間1時)後はコロンブスデーで米債券市場が休場だったこともあり、小幅な値動きに終始した。

 

ユーロ/ドルは、 欧州各地で新型コロナウイルス感染が拡大する中、ポジション調整目的のユーロ売り・ドル買いが先行し、一時1.1787ドルと日通し安値を更新した。ただ、米国株相場が堅調に推移するとリスク選好のドル売りが優勢となり、一時1.1817ドル付近まで下げ渋った。NY午後に入ると米債券市場が休場で市場参加者が減少したため、次第に値動きが細った。 

 

NY原油先物市場は続落:供給増の思惑から売り優勢

NY原油先物市場は39.04ドル-40.45ドルのレンジ相場となった。9日に発表されたノルウェーの石油会社労働組合のストライキ終了に続き、リビアの内戦が停戦合意したことで、リビア最大のシャララ油田で発動していた不可抗力条項解除が11日に発表され、原油市場には良いニュースが週末に流れた。シャララ油田の増産などが見込まれることで、原油先物価格は続落した。米国株高は特に意識されなかった。

 

NY金先物市場は小幅高:ドル安から金買い優勢に

NY金先物市場は1923.80-1939.40ドルのレンジ相場となった。前営業日引け値前後で神経質な値動きが続いたが、株価上昇によりドルが売られたこともあり、金価格は小幅に続伸し約3週間ぶりとなる水準で引けた。アジア市場の序盤で1939.40ドルをつけた後が、その後は伸び悩んだ。ロンドン市場で一時1923.80ドルまで下げたが、ニューヨーク市場では米国株式の動向を意識した相場展開となり、1930ドルを挟んだ水準でもみ合う状態が続いた。

 

米国債券市場:休場

コロンブスデーで債券市場は休場

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