★米国株式市場は続伸:米追加経済対策への期待高まる
NYダウは410.10ドル高の27584.06ドル、ナスダックは203.97ポイント高の11117.53ポイントで終了した。アジアや欧州の株式相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行した。9月ダラス連銀製造業活動指数が予想を上回り2年ぶり高水準となったほか、ペロシ米下院議長(米民主党)が『経済対策について昨日、ムニューシン米財務長官と協議した』『本日も再協議する』と述べると、米追加経済対策への期待が高まり買いが加速した。米規制当局が運航停止中の『737MAX』の試験飛行を予定していると伝わったボーイングが6%超上昇し、1銘柄でダウ平均を70ドルほど押し上げた。VIX指数は26.38から26.19へ低下した。
★NY外国為替市場:重要イベントを控えて様子見ムード強まる
ドル/円は、NYダウが一時540ドル超上昇したことを受けて、リスク選好の円売りが優勢となり、一時105.65円付近まで値を上げたものの、アジア時間早朝に付けた日通し高値105.69円を上抜けることは出来なかった。NY午後に入ると、29日に始まる米大統領選テレビ討論会や10月1日の9月米ISM製造業景気指数、2日の9月米雇用統計など重要イベントを控えた様子見ムードが強まり、105円台半ばで値動きが鈍った。
ユーロ/ドルは、 ポンド/ドルの上昇につれたユーロ買い・ドル売りが先行したほか、欧米株価の上昇を背景にリスク選好のドル売りが優勢となり、一時1.1680ドルと日通し高値を付けた。ただ、前週末の高値1.1685ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が欧州議会で『ユーロ上昇はインフレ率を押し下げるだろう』『ECBは必要に応じて手段を調整する用意』『ユーロの動きを極めて注意深く監視している』などと述べたことも相場の重石となり、一時1.1643ドル付近まで下押しした。もっとも、米国株が底堅く推移したこともあって、引けにかけては再び強含んだ。
★NY原油先物市場は反発:ユーロ高・ドル安で割安感から買い戻し
NY原油先物市場は39.78銅r-40.80ドルのレンジ相場となった。欧米でコロナ感染が再拡大し、景気回復の遅れが懸念され、エネルギー需要が後退するとの思惑が強まり、原油先物は売りが先行したが、為替市場でドルが対ユーロなどで下落し、ドル建ての原油に割安感が生じたことで買い戻しが入った。
★NY金先物市場は反発:ドル安を手掛かりに買い優勢
NY金先物市場は1851.10-1888.20ドルのレンジ相場となった。為替市場でのドル安を手がかりに買いが優勢となった。ただ、米国株が大幅高になるなど、投資家のリスク回避姿勢が後退し、安全資産とされる金に売りも入り、上値は限られた。ロンドン市場で1851.10ドルまで売られたが、ニューヨーク市場ではユーロの下げ止まりを意識した買いが強まり、一時1888.20ドルまで買われた。
★米国債券市場は横ばい:材料不足から小動き
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日と同じ0.65%で終了した。米経済指標の発表や国債入札がなかったことに加えて、29日の大統領候補テレビ討論会を前に大きな取引は控えられた。
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