FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:良好な米企業決算内容を好感

NYダウは145.34ドル高の26656.39、ナスダック105.56ポイント高の8120.82で取引を終了した。コカ・コーラやツイッター、ロッキード・マーチンなどこの日発表の企業決算が良好な内容となったため、投資家心理が上向き買いが優勢となった。原油先物相場の上昇も相場の支援材料となった。 S&P500種株価指数とともに過去最高値を更新した。 VIX指数は12.42から12.28へ低下した。

 

NY外国為替市場:消去法でドル買い優勢

ドル/円は、全般ドル買いが進んだ流れに沿って一時112.03円と日通し高値を付けたものの、17日に付けた年初来高値112.17円がレジスタンスとして意識されると失速した。ポンド円などクロス円が下落した影響も受けて、一時111.75円付近まで下押しする場面があった。なお、3月米新築住宅販売件数は69万2000件と予想の65万件を上回った一方、4月米リッチモンド連銀製造業景気指数は3と予想の10を下回った。 

ユーロ/ドルは、ポンドやスイスフランなど欧州通貨に対してドル高が進んだ流れに沿って、一時1.1192ドルと2日以来の安値を付けた。市場関係者からは『ドルを支えるファンダメンタルズ要因はさほど見当たらないが、他の主要国の経済動向を巡る懸念がドルの支援材料となっている』との声が聞かれた。なお、4月ユーロ圏消費者信頼感指数速報値はマイナス7.9と予想のマイナス7.0を下回った。 

 

NY原油先物市場は上昇:需給ひっ迫に対する警戒感から買い優勢

NY原油先物市場は、65.58-66.60ドルのレンジ相場だった。引き続き前日に米政府が発表したイラン産原油禁輸の適用除外措置を5月2日以降は延長しないとの声明が材料視され、原油は買いが継続した。米国の対イラン制裁の強化を受けて、原油の供給逼迫懸念が高まっている。世界銀行は今年の原油価格が平均で1バレル=66ドルになるとの見通しを発表した。

 

NY金先物市場は小幅安:ドル高・米国株高を嫌気した売り

NY金先物市場は1267.90-1278.50ドルのレンジ相場だった。中心限月として約4カ月ぶりの安値をつけた。為替市場でドル高・ユーロ安が進み、ドル建ての金に割高感が生じたこと、米国株の堅調な動きを受けて投資家のリスクオフムードが後退したことが、金に売り圧力を強めた。 

 

米国債券市場は反発:米2年債入札結果を好感した買い

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)2.56%で終了した。米2年債入札が『無難』だったほか、明日以降の5年債や7年債の入札でも底堅い需要があるとの見方が広がり買いが進んだ。

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