★米国株式市場は下落:米経済減速への懸念高まり売り優勢
NYダウは103.81ドル安の25850.63、ナスダックは29.36ポイント安の7459.71で取引を終了した。2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が2016年5月以来のマイナス圏に落ち込みや、1月景気選考指標がマイナスとなり米景気減速懸念の高まりからリスク回避目的の売りが優勢となった。景気敏感株を中心に売りが強まり、下げ幅は一時190ドルを超える場面もあった。VIX指数は14.02から14.46へ上昇した。
★NY外国為替市場:米長期金利上昇でドル下支え
ドル/円は、2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数がマイナス4.1と市場予想の14.0を大幅に下回る結果となり、NY勢の参入後はドル売りが先行した。一時110.53円まで下押し。昨日安値の110.57円が意識されると米長期金利の上昇を支えに110.83円付近まで買い戻しが進んだものの、NYダウが軟調に推移した影響もあって戻りは限られた。
ユーロ/ドルは、米経済指標の発表後にドル安が進んだ場面で一時1.1366ドルまで本日高値をつけたが、昨日高値の1.1371ドルの上抜けに失敗すると伸び悩み。米長期金利の上昇などを手掛かりに1.1320ドル台の安値圏まで押し戻された。
★NY原油先物市場は反落:原油在庫が市場予想を上回ったことが嫌気
NY原油先物市場は一時56.64ドルまで売られた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫が367.2万バレルの積み増しと市場予想を上回る在庫増になったことを受けて、利益確定の売りが優勢となった。また、 米国株式の下げ幅が一時拡大したことは嫌気された。ただ、ガソリン在庫が予想以上の取り崩しとなったことも相場の支えとなり、原油の下げ幅は限られた。
★NY金先物市場は反落:米利上げ見通しの不透明感を嫌気
NY金先物市場は一時1323.30ドルまで売られた。年内における米追加利上げの可能性は残されていることや、ユーロが上げ渋っていることが嫌気された。また、米長期金利が上昇したことも嫌気された。安全逃避的な買いは縮小し、ポジション調整的な売りに押される展開となった。
★米国債券市場は続落:米中貿易協議の進展期待で売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.05%高い(価格は下落)2.69%で終了した。米中貿易協議の進展期待から安全資産とされる債券に売りが出た。また、来週の入札を控えた持ち高調整目的の売りが出たとの指摘もあった。
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