★米国株式市場は上昇:全般様子見ムード強い展開
NYダウは8.07ドル高の25891.32、ナスダックは14.36ポイント高の7486.77で取引を終了した。米商務省が自動車・自動車部品の輸入制限に関する報告書をトランプ大統領に提出したほか、メキシコ国境の壁建設費確保を狙った国家非常事態宣言を巡り、複数の州が提訴していることもあり小安く始まった。ただ、寄り付きでの売り一巡後は徐々に買い戻しが進んだ。2018年11月-2019年1月決算が予想を上回ったウォルマートが上昇し、他の小売り株にも買いが広がった。一方、米中通商協議や20日発表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を見極めたいとのムードも強く、買いの勢いも限られた。VIX指数は14.91から14.88へ低下した。
★NY外国為替市場:対ポンドや対人民元などでドル安
ドル/円は、米長期金利の低下などを受けた売りが先行した。安く始まったNYダウが持ち直したことで110.70円付近まで下げ渋る場面も見られたものの、全般にドル売りが進んだ影響から一時110.49円付近まで下押した。もっとも、アジア時間につけた安値の110.45円が意識されると再び下げ渋るなど、一方的に売りが進む展開にもならなかった。
ユーロ/ドルは、欧州の景気減速懸念などを手掛かりにした売りに押されて、一時1.1276ドルまで下押した。ただ、連休明けの米国勢がドル売りで参入すると急ピッチで下値を切り上げる展開になった。対ポンドや対人民元などでドル安が強まった流れに沿って、一時1.1357ドルまで切り返した。なお、ポンド/ドルは4日以来の高値となる1.3073ドルまで急伸した。メイ英首相とユンケル欧州委員長の会談を明日に控えて、足もとで売りに押されていた反動からショートカバーが進んだ。
★NY原油先物市場は続伸:原油供給削減の思惑やドル安を好感
NY原油先物市場は一時56.73ドルまで買われた。OPEC主導による協調減産を背景とした買いが続く中、為替相場でドルが下落し、ドル建ての原油に割安感が生じたことも原油高を後押した。ただ、米中通商協議が今週も継続し、その結果を見極めたいこともあり、値動きは限られた。
★NY金先物市場は大幅続伸:ドル安や日銀の追加緩和の可能性も買い材料
NY金先物市場は、中心限月ペースで約10ヵ月ぶりの一時1345.00ドルまで買われた。日本銀行による追加緩和の可能性は残されていることや世界けいざいの成長減速への懸念は消えていないことなどが買い材料となった。また、為替市場でポンドや人民元主導のドル安が進み、ドル建ての金は割安感から買いが優勢となった。
★米国債券市場は反発:様子見ムードのなか持ち高調整の買い
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)2.63%で終了した。19日に始まった米中通商協議や20日発表のFOMC議事要旨公表などを控えて様子見ムードが強かったものの、やや持ち高調整目的の買いが優勢となった。
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