★米国株式市場及び米国債市場は休場
★NY外国為替市場:閑散相場の中ドルが底堅い展開
ドル/円は、NYダウ先物や日経平均先物の上昇を手掛かりに円売り・ドル買いがじわりと強まった。一時113.24円と日通し高値を付けた。市場では『国民追悼の日で米株式・債券市場が休場となるなか、ポジション調整目的の円売り・ドル買いが出た』との指摘があった。なお、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では『米経済活動は緩やかもしくは穏やかなペースで拡大』『ほとんどの地区で物価上昇は緩やか』との見解が示されたが、市場の反応は限定的だった。ユーロ/ドルは、ブッシュ元米大統領の追悼日で米株式・債券市場が休場となり、市場参加者が少なく大きな方向感は出なかった。一時1.1361ドルと日通し高値を付けたものの、一転して1.1311ドルと日通し安値を更新した。その後は1.13ドル台半ばまで再び強含んでいる。なお、『イタリアのコンテ首相は来週11日にユンケル欧州委員長と会談し、新たな2019年度予算案を提出する予定』と伝わった。
★NY原油先物市場は小幅安:供給超過に対する警戒感を嫌気
時間外取引を含めて52.16ドルから54.44ドルまで買われたが、供給超過に対する警戒感が残されていることから、伸び悩んだ。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の協調減産への思惑で大きく上下した。昨日引け後に伝わったイラク石油相の発言『減産は未決定』が重しとなり、時間外では52ドル前半まで売り込まれた。NY勢が参入すると買い戻しが強まり、54.44ドルまで大幅反発した。オマーン石油相が『ロシアが協調減産に合意』と述べたことも買いに勢いをつけた。しかしながら、サウジとロシアのエネルギー相の会談では最終的な合意には至っていないことが分かると、原油先物は再び売りに傾き、結局は前日比マイナスで引けた。
★NY金先物市場は反落:ポジション調整の利益確定売りが重石
NY金先物市場は一時1238.70ドルまで売られた。先月末から上げ基調だった反動で、この日はポジション調整主体の利益確定売りが先行した。軟調な欧州株式相場を受けて安全資産の金は下げ渋る場面もあったが、ユーロがドルに対して弱含んだことがやや嫌気され、前日比マイナス圏での値動きが続いた。
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