★米国株式市場は上昇:決算が好感され消費関連銘柄が買われる
NYダウは63.60ドル高の25822.29ドル、ナスダックは38.17ポイント高の7859.17で取引が終了した。米中貿易協議が進展するとの期待から買いが先行したほか、決算が好感された消費関連銘柄などが買われ指数の押し上げ要因となった。原油高や米長期金利の上昇も相場の支援材料となった。ただ、明日のFOMC議事録を見極めたいとの思惑から緩やかな上昇となった。S&P500は史上最高値を更新した。VIX指数は12.49から12.86へ上昇した。
★NY外国為替市場:ドル/円の110円台半ばは上値が重い
ドル/円は、米中『貿易戦争』の収束期待から米国株式市場が堅調に推移すると、円売り・ドル買いが先行した。日経平均先物が150円上昇したことも相場の支援材料となり、一時110.54円まで値を上げた。ただ、110円台半ばから上の水準には断続的に売り注文が観測されているため、一本調子で上昇する展開にはならなかった。取引終了間際には、トランプ米大統領の元顧問弁護士コーエン氏の『ある候補者の指示で選挙法に違反した』との発言をきっかけに時間外のNYダウ先物とドル円に売りが出て上げ幅を縮めた。 ユーロ/ドルは、前日にトランプ米大統領がFRBの利上げ政策を批判した影響で、全般ドル売りが出やすい地合いだった。一時1.1492ドル付近まで下押しする場面があったが、1.15ドル割れ水準で押し目買いなどが入ったため持ち直した。ポンド/ドルの上昇につれた買いも入り一時1.1601ドルまで値を上げた。
★NY原油先物市場は続伸:ユーロ高、株高で買い優勢
NY原油先物市場は一時66.49ドルまで買われた。米中貿易摩擦の緩和期待などで買いが先行した。ユーロ高継続や米国株高を意識した買いが入った。また、米中貿易協議への期待も原油価格の支援材料となった。翌日の週間原油在庫統計では取り崩しに大きく振れるとの市場予想もあり底堅く推移した。
★NY金先物市場は続伸:全般ドル安で金買いに優勢
NY金は一時1204.30ドルまで買われた。先週後半から買い戻し基調が継続された。NY勢が参入すると、利益確定売りに押され前日終値付近まで水準を落とす場面もあった。しかし、外国為替市場でドルが対ユーロに対して軟調推移したことで金買いにつながった。
★米国債券市場は反落:リスク選好の動きから売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.83%で終了した。米国株式市場の上昇を背景に、安全資産とされる債券に売りが出た。しかし、22日FOMC議事録要旨や24日パウエル米FRB議長の講演など重要イベントを前に売りの勢いは限定的となった。
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