★米国株式市場は上昇:アジア株や欧州株高を好感した買い
NYダウは126.73ドル高25628.91、ナスダックは23.99ポイント高の7883.66で取引を終了した。中国や欧州の株式市場でほぼ全面高となり、米国株も買いが先行した。市場では『米景気や企業業績の良好さを着目した買いが続いた』との指摘があり、一時190ドル超上げた。また、原油価格の上昇や米長期金利の上昇も好感された。NYダウは2月26日以来およそ5ヵ月ぶりの高値を更新した。VIX指数は11.27から10.93へ低下した。
★NY外国為替市場:ドル/円は行って来い相場
ドル/円は、欧州時間帯に全般ドル安が進んだ流れを引き継いで円買い・ドル売りが先行した。一時110.97円まで値を下げた。ただ、111円割れの水準では下値を拾いたい向きも多く下押しは限定的だった。NYダウが一時190ドル超上昇するなど、リスク選好の動きが強まり円売り・ドル買いがでて一時111.47円まで上げた。また、米長期金利が一時2.9767%前後まで上昇したこともドル買い材料となった。なお、米政府はこの日、中国製品160億ドル相当への関税を23日に発動すると発表した。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇などを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが出て、序盤は上値の重い展開となった。ただ、ユーロクロスの上昇に伴う買いも入ったため下押しは限定的だった。
★NY原油先物市場は上昇:米国は対イラン制裁再発動で買い優勢
NY原油先物市場は一時69.83ドルまで買われた。米国がイランへの制裁再発動で原油価格は買い基調となった。また、ドルが対ユーロで弱含みとなったことでさらに上げ幅を広げた。ただ、上値は利食い売りが抑え、徐々に上げ幅を縮めた。
★NY金先物市場は反発:米長期金利上昇や米国株高で上げ渋る
NY金先物市場は一時1224.30ドルまで買われた。米国によるイラン制裁再開を意識されたが、ユーロが伸び悩んだことや米国株高を意識した売りが観測され金の上げ幅も限定的となった。また、米3年債の入札が不調だったことから米長期金利が上昇したことも嫌気された。
★米国債券市場は反落:リスク選好による債券売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.97%で終了した。中国株式市場が好調だったことで、米株式市場も堅調に推移し、市場は株買い・債券売りのリスク選好の動きとなった。また、米財務省が3年債入札の実施したが、落札結果は『不調』となり、長期債も売りに押された。
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