★米国株式市場はまちまち:ハイテク株中心に下落
NYダウは112.97ドル高の25527.07、ナスダックは80.05ポイント安の7852.18で取引を終了した。SNSのフェイスブックの決算内容が嫌気され、ハイテク株を中心に売りが先行した。米欧首脳会談を受けて貿易摩擦への警戒感が後退し。海外売上比率の高い銘柄を含むNYダウは上昇した一方で、S&P500とナスダック総合指数は終日軟調推移となった。VIX指数は12.29から12.14へ低下した。
★NY外国為替市場:ユーロ失速、全般ドル高傾向
ユーロ/ドルは、ドラギECB総裁が政策金利据え置き後の定例記者会見で『インフレの不確実性は減少している』などと述べると1.1731ドルまで持ち直した。しかし、貿易戦争への警戒感も同時に示されたことで売りが再開した。全般ドル買い圧力も高まり、昨日安値の1.1664ドルを下抜けてストップロスを巻き込んだ。トランプ米大統領が『27日のGDPで何が起こるかわかっている』と発言し、良好な4-6月期米GDP速報値が改めて期待された面もあり、1.1640ドルまで下げ足を速めた。ドル/円は、 ドルが全面高となった地合いに沿ってアジア時間の高値111.04円を上抜けした。トランプ米大統領の発言も支えに111.25円まで上値を伸ばした。
★NY原油先物市場は続伸:需給ひっ迫懸念から買い優勢
NY原油先物市場は一時69.92ドルまで買われた。サウジアラビアが紅海経由の原油輸送を一時的に停止したと伝わり、需給がひっ迫するとの見方が強まった。また、原油在庫とガソリン在庫の減少が続いていることも引き続き買い材料となった。4-6月期の米経済成長は加速しており、原油価格の支援材料となった。
★NY金先物市場は反落:好調な米景気見通しに米長期金利上昇を嫌気
NY金先物市場は一時1221.70ドルまで売られた。27日に発表される4-6月期GDP速報値は前期比年率4%台の高い伸びとなることが予想されており、米長期金利の上昇を意識されたほか、ドルが主要通貨に対して強含んだことも売り材料となった。また、米欧は貿易戦争状態に陥ることを回避したことも売り材料となった。
★米国債券市場は横ばい:4-6月期米GDP速報値への期待から売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.97%で終了した。米6月耐久財受注や前週分の米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い内容となったことで債券買いが先行したものの、27日の4-6月期米GDP速報値への期待から徐々に債券売りが出て値を消した。
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