★聖金曜日(グッドフライデー)で欧米市場は休場
米国株式市場、原油先物相場、金先物相場は休場
★NY外国為替市場:3月米雇用統計結果受けドル買い優勢
ドル/円は、聖金曜日の祝日(グッドフライデー)で海外の市場参加者がほぼ不在のなか、欧州時間には持ち高調整の円買いが入り、一時110.33円まで弱含む場面も見られた。ただ、その後は徐々に下値を切り上げる展開になった。3月米雇用統計で非農業部門雇用者数変化が91.6万人増と市場予想の64.7万人増を大幅に上回る強い結果となると、米10年債利回りの上昇とともに110.75円まで反発した。引けにかけては市場参加者の不在や手掛かり材料難で動意を欠き、110.60円台での小動きとなった。
ユーロ/ドルは、ドル/円の下落を受けて欧州時間に1.1786ドルまで上昇したが、その後は上値が重くなった。米雇用統計の発表直後は上下に振れたものの、次第に米長期金利の上昇につれた売りが優勢となり、一時1.1749ドルまで反落した。その後の戻りも限られた。なお、日本時間3日2時過ぎには米連邦議会議事堂付近で車が警戒中の警官に突っ込む事件が発生した。休会中だった議事堂が一時閉鎖される事態となったが、テロ関連ではないとの発表もあったため、相場への影響は限定的だった。
★米国債券市場は反落:良好な3月雇用統計受け売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.05%高い(価格は下落)1.72%で終了した。3月米雇用統計が良好な結果となり、安全資産とされる債券相場は売りに押された。なお、この日は聖金曜日の祝日(グッドフライデー)で短縮取引だった。
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