FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場はまちまち:米長期金利上昇で上値抑制

NYダウは64.35ドル高の31522.75ドル、ナスダックは47.97ポイント安の14047.50ポイントで取引を終了した。米追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチン普及への期待から買いが入った。米長期金利の上昇を受けて、利ざや拡大の見方からJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が買われた。原油先物価格の上昇を背景に、シェブロンなどエネルギー株も上げた。ただ、長期金利の上昇が警戒され高値付近からは利益確定の売りに上値は抑制された。ナスダック指数は終日軟調に推移した。VIX指数は19.97から21.46へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇でドル買い優勢

ドル/円は、一時105.18円と日通し安値を付けたものの、米長期金利の上昇を手掛かりにドル買い戻しが強まると持ち直した。米追加経済対策や新型コロナウイルスワクチン普及への期待から、米10年債利回りが一時1.3141%前後と昨年2月27日以来約1年ぶりの高水準を更新した。連休明けのNY勢が本格参入したあとはドル買いがさらに加速し、5日の高値105.77円を上抜けて一時106.07円と昨年10月8日以来約4カ月ぶりの高値を付けた。2月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が12.1と予想の6.0を上回ったこともドル買いを誘ったほか、市場では『200日移動平均線が位置する105.51円を明確に上抜けたことでテクニカル的な買いが入りやすい』との声が聞かれた。 

 

ユーロ/ドルは、欧州時間発表の2月独ZEW景況感指数や10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)改定値が予想を上回ったことを受けて、一時1.2169ドルと日通し高値を付けたものの、1.2170-80ドルに観測されている売りオーダーに上値を抑えられると失速した。NY勢本格参入後は米10年債利回りが約1年ぶりの高水準を付けたことで、全般ドル買いが活発化し、一時1.2095ドルと日通し安値を更新した。その後の戻りも1.2124ドル付近にとどまった。 

 

NY原油先物市場は続伸:一連の悪天候で供給不安からの買い継続

NY原油先物市場は59.33ドル-60.33ドルのレンジ相場となった。米国テキサス州を中心とする悪天候(大寒波や暴風)が原因で、複数の石油関連施設が閉鎖されている。この一連の悪天候による原油の供給不安で原油先物価格は続伸し、昨年1月以来となる60ドル台で引けた。なお、一部通信社によると、『米国の原油生産は暴風雪で日量200万バレル程度減少する』との報道も流れた。アジア市場で60.33ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の序盤にかけて59.33ドルまで下落したが、原油需要増大の思惑は残されており、通常取引終了後の時間外取引で60.27ドルまで戻している。

 

NY金先物市場は3日続落:米長期金利の上昇を嫌気した売り優勢

NY金先物市場は1788.10-1827.00ドルのレンジ相場となった。米10年債利回りが昨年2月以来となる1.29%台まで上昇したことや、米金利高によるドル買いで、安全資産とされる金先物は続落した。バイデン米政権による1.9兆ドルの追加経済対策の早期成立や、ワクチン普及による経済活動正常化への期待が根強く、避難通貨としての金離れが顕著になってきている。ニューヨーク市場の序盤にかけて金先物は1800ドルの節目を下回る展開となった。米長期金利の上昇が続いていることから、一時1788.10ドルまで下落した。通常取引終了後の時間外取引で1800.20ドルまで戻す場面があったが、上値の重さは消えていない。

 

米国債券市場は3日続落:景気回復の加速を意識した売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.10%高い(価格は下落)1.31%で終了した。10年債利回りは一時1.3141%前後と昨年2月27日以来約1年ぶりの高水準を付けた。新型コロナウイルスワクチン普及や米追加経済対策による景気回復の加速が意識されて、市場ではインフレ警戒が強まった。 

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