FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:投資家心理改善で買い優勢

NYダウは332.26ドル高の31055.86ドル、ナスダックは167.20ポイント高の13777.74ポイントで取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の改善に期待が高まり寄り付きから上昇した。また、米追加経済対策の成立への期待が高まったことで投資家心理が改善した。金融など景気敏感株の一角が上昇し、相場を押し上げた。前週に混乱を巻き起こした個人投資家による投機的な売買が収束していることも買い安心につながった。引けにかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は史上最高値を更新した。VIX指数は22.91から2177へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇からドル買い優勢

ドル/円は、バイデン米政権の追加経済対策成立への期待から米長期金利が上昇すると、円売り・ドル買いが先行した。昨年11月12日の高値105.48円を上抜けて一時105.56円まで上値を伸ばした。良好な米経済指標が相次いだこともドル買い要因となった。前日の1月ADP全米雇用報告や本日の前週分の米新規失業保険申請件数の好結果を受けて、明日の1月米雇用統計への期待が高まっている。なお、200日移動平均線が位置する105.58円や昨年11月11日の高値105.68円が目先レジスタンスとして意識される。

 

ユーロ/ドルは、足もとのドル高傾向が顕著となる中、良好な米経済指標や米追加経済対策への期待を背景にユーロ売り・ドル買いが活発化し、一時1.1958ドルと昨年12月1日以来の安値を付けた。イタリアの政局不安も引き続き意識された。連立政権崩壊による混乱が続くイタリアでは、ドラギ前欧州中央銀行(ECB)総裁がマッタレッラ大統領からの組閣要請を受諾した。ドラギ氏は各党との交渉を開始し新政権発足を目指すが、同氏の首相就任の動きには早くも反対の声が上がっており、先行きは不透明となっている。

 

NY原油先物市場は続伸:需要増大への期待から買い優勢

NY原油先物市場は55.30ドル-56.58ドルのレンジ相場となった。約1年ぶりの高値水準まで上昇したことや、為替市場でのドル高・ユーロ安でドル建ての原油に割高感が生じたことで売りに押される場面もあったが、需給引き締まりの期待や原油在庫の減少などが支えとなり、買いが優勢となった。また、米株が続伸するなど投資家のリスク回避姿勢が後退していることも、リスク資産とされる原油の買いを後押しした。アジア市場で56.25ドルまで買われた後、ユーロ安を嫌気して、ニューヨーク市場の中盤までに55.30ドルまで反落した。しかしながら、景気回復に伴う原油需要増大への期待で56.58ドルまで再上昇した。

 

NY金先物市場は大幅下落:ドル高を嫌気した売り優勢

NY金先物市場は1784.60-1835.70ドルのレンジ相場となった。為替市場でドル高・ユーロ安が進み、ドル建ての金に割高感が生じたことで、売りに押された。バイデン米政権の追加経済対策への期待感で米株の上昇が続いていることが、投資家のリスク回避姿勢の後退につながっていることも、金の売りを後押しした。アジア市場で1835.70ドルから1816.40ドルまで下落。ロンドン市場で一時1827.30ドルまで戻したが、英中央銀行の金融政策発表後に売りが再び強まり、ニューヨーク市場の中盤にかけてはユーロ安を意識して1784.60ドルまで下げ幅は拡大した。

 

米国債券市場は横ばい:ポジション調整の買いで持ち直す

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日と同じ1.14%で終了した。米国株相場の上昇や良好な米経済指標を受けて、相対的に安全資産とされる米国債に売りが先行した。ただ、明日の1月米雇用統計を前にポジション調整目的の買いが入ると持ち直した。 

 

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