FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:景気見通し改善期待から買い優勢

NYダウは204.10ドル高の30403.97ドル、ナスダックは94.69ポイント高の12899.42ポイントで取引を終了した。追加経済対策・歳出法案の成立で政府機関閉鎖が回避されたほか、景気見通しの改善で、寄り付きから大きく上昇した。ワクチンへの期待も支援し、終日堅調に推移し史上最高値を更新した。スマートフォンのアップルが上場来高値を更新するなど、主力ハイテク株の上昇が相場をけん引した。VIX指数は21.53から21.70へ上昇した。

 

NY外国為替市場:リスク選好の円売り優勢

ドル/円は、欧州市場序盤に一時103.39円と日通し安値を付けたものの、市場では『一目均衡表転換線の103.40円を維持している限り、下値は堅そうだ』との声も聞かれ、底堅く推移した。その後、欧米株価の上昇を背景にリスク選好の円売りが強まると、103.80円超えに観測されていたストップロス注文を誘発し一時103.89円まで上値を伸ばした。なお、ドイツ株や米国株は史上最高値を更新した。米追加経済対策の成立や、欧州での新型コロナワクチン接種開始などが好感された。 

 

ユーロ/ドルは、NY市場では方向感に乏しい展開だった。21時過ぎに1.2191ドル付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値1.2181ドルが目先サポートとして働くと1.2240ドル付近まで再び強含んだ。ただ、引けにかけては再び上値が重くなった。 

 

トルコリラ/円は堅調推移した。対円では一時14.05円と9月17日以来の高値を付けたほか、対ドルでは7.4081リラまでリラ高・ドル安が進んだ。前週のトルコ中銀による利上げ(政策金利15%から17%に引き上げ、予想は16.5%)を好感した買いがこの日も継続。同国と英国が自由貿易協定(FTA)を締結し年内署名の見通しが立ったことや、米製薬大手ファイザーと新型コロナワクチンの購入契約を締結したとの報道もリラ買いを後押しした。 

 

NY原油先物市場は下落:コロナ変異種の感染拡大を懸念した売り

NY原油先物市場は47.50ドル尾-48.96ドルのレンジ相場となった。追加コロナ対策法案の成立を受けて強まったリスク選好地合いに押され、NY原油先物は時間外から強含んだ。もっとも、変異種も発見された新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、移動制限を強化する国が相次ぐなかでエネルギー需要増への期待は高まり難かった。アジア市場の序盤に47.50ドルまで下げた後、ロンドン市場の序盤にかけて48.96ドルまで買われた。しかしながら、ニューヨーク市場では48ドル台前半で上げ渋り、時間外取引で47.55ドルまで下落する場面があった。

 

NY金先物市場は3日ぶり反落:持ち高調整の売りが優勢

NY金先物市場は1873.10-1904.10ドルのレンジ相場となった。序盤は買いが優勢となり、一時1900ドル台に乗せた。しかしながら為替相場でドル買い戻しが強まると、割高感が出たドル建ての金先物は伸び悩む展開になった。大台を維持できなかったことで持ち高調整の売りも出やすく、引けにかけて1880ドルを割り込む場面があった。アジア市場で1904.10ドルまで買われたが、その後は伸び悩んだ。

 

米国債券市場は横ばい:薄商いのなか静かな相場

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいだった。米10年物国債利回りは前営業日比と同じ0.92%で終了した。米追加経済対策法案の成立で債券売りが出たものの、下値は限定的だった。市場では『薄商いで静かな相場だった。当面はレンジが続くだろう』との声が聞かれた。 

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