FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:経済活動正常化への期待から買い優勢

NYダウは327.79ドル高の29591.27ドル、ナスダックは25.66ポイント高の11880.63ポイントで取引は終了した。10月シカゴ連銀全米活動指数が9月から上昇、11月製造業PMI速報値も予想外に10月から改善し2014年9月来で最高となったなった。また、アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンが臨床試験で好結果が出たと伝わったほか、米製薬ファイザーが開発中のワクチンの接種が来月11日にも始まる見通しとなった。ワクチン開発を巡る好材料が相次いだことで、経済活動正常化への期待が広がり買いが膨らんだ。 ハイテク株から景気循環株への買い替えが再燃した。引けにかけて、バイデン氏が次期財務長官にイエレン前FRB議長を指名すると報じられると大規模な財政策への期待に上げ幅を拡大した。VIX指数は23.70から22.66へ低下した。

 

NY外国為替市場:ロンドンフィキシングにかけてドル買い加速

ドル/円は、11月米製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったほか、総合PMI速報値が前月から改善し5年7カ月ぶりの高水準を付けたことを受けて、全般ドル買いが先行した。19日の高値104.22円や17日の高値104.62円を上抜けて一時104.64円まで上値を伸ばした。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングにかけてドル買いが加速した影響も受けた。取引終盤にかけては米国株高に伴う円売りも見られた。なお、複数のメディアが報じたところによると『米大統領選で当選確実となった民主党のバイデン前副大統領は、次期財務長官にイエレン元米連邦準備理事会(FRB)議長を指名する』もよう。米上院で承認されれば、初の女性財務長官が誕生することになる。 

 

ユーロ/ドルは、新型コロナウイルスのワクチン開発を巡る好材料が相次ぐ中、経済活動の正常化への期待からユーロ買い・ドル売りが先行し一時1.1906ドルと9日以来2週間ぶりの高値を付けた。ただ、良好な米PMI指標をきっかけに全般ドル高が進むと、1時過ぎには一時1.1800ドルと日通し安値を付けた。もっとも、引けにかけては米株高に伴うユーロ買い・ドル売りも入ったため、1.1848ドル付近まで下げ渋る場面があった。

 

NY原油先物市場は続伸:原油需給改善の思惑から買い優勢

NY原油先物市場は42.29ドル-43.36ドルのレンジ相場となった。11月の米製造業、サービス業PMIが市場予想を上回ったほか、英製薬大手アストラゼネカのワクチンが臨床試験で好結果が出たと報じられたことや、先週から流れているOPECプラスでの協調減産延長観測が原油先物価格を支え8月以来の水準まで上昇した。なお、サウジアラビアのジッダでの石油タンク火災はテロだったと報じられている。 

 

NY金先物市場は反落:ドル高を嫌気して下げ幅拡大

NY金先物市場は1828.00-1875.00ドルのレンジ相場となった。英製薬大手アストラゼネカのワクチンが臨床試験で好結果が出たと報じられたことで、リスクオンの流れから、金先物価格は上値が重く推移していた。NY参入後、11月の米製造業・サービス業PMIが市場予想を上回る好結果だったことで、景気回復に対して楽観論が出るとドル買いが優勢になり、ドルで取引される金先物は割高感から、さらに下げ幅を拡大した。 

 

米国債券市場は下落:良好な経済指標受け買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)0.85%で終了した。新型コロナウイルスのワクチン開発を巡る好材料が相次ぎ、経済活動正常化への期待が広がると、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。この日発表の米経済指標が軒並み良好な結果となったことも相場の重石となった。

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