FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は続伸:ウイルスのワクチン開発期待から買い優勢

NYダウは470.63ドル高の29950.44ドル、ナスダックは94.84ポイント高の11924.13ポイントで取引を終了した。米製薬会社モデルナ開発の新型コロナウイルスワクチンが大規模な第3相臨床試験で94.5%の確率で効果を示したとの報道を受けて感染収束への期待が膨らみ、買いが優勢となった。また、バイデン氏が議会は速やかにパンデミック経済救済策を成立させる必要があると主張したことも後押しした。節目の3万ドルに迫り、約9カ月ぶりに過去最高値を更新した。VIX指数は23.10から22.45へ低下した。

 

NY外国為替市場:ドル急伸後は戻り売りで上値の重い展開

ドル/円は、欧州中盤に米製薬大手のモデルナが新型コロナウイルスのワクチンの最終治験で94.5%の有効性を得たと発表すると時間外のNYダウ先物が急伸した。クロス円の上昇とともに、一時105.13円まで買い上げられた。ただ、一巡すると徐々に戻り売りに押される展開になった。11月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を下回り、米10年債利回りが上昇幅を縮めたことも嫌気され104.50円近辺まで押し戻された。その後は引けにかけて104円台半ばで値動きが細った。なお、米大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン氏が大手企業のCEOなどとの会談後に会見を開き、『議会はできるだけ早く追加刺激策を可決すべき』『企業が公平な取り分を支払うことで、公平な税制を実現する』などと述べた。 

 

ユーロ/ドルは、ユーロ/円が一転下落するにつれて1.1814ドルまで下げた。もっとも、米国株高を受けて下値は堅く、引けにかけては1.1850ドル台まで持ち直した。 

 

NY原油先物市場は反発:世界経済の正常化期待から買い優勢

NY原油先物市場は40.15ドル-42.09ドルのレンジ相場となった。米モデルナが開発中の新型コロナウイルスワクチンが実用化に大きく前進し、経済正常化からエネルギー需要増に繋がるとの期待感が大きく高まった。『石油輸出国機構(OPEC)プラスが追加減産幅の縮小を先送りすることを検討』との報道にも後押しされ、NY原油先物は前週末比約4.9%高となる42ドル前半まで一時上昇した。もっとも買い一巡後は持ち高調整の売りに押され、41ドル前半まで上げ幅を縮小して引けた。世界経済が正常化に向かう時期は多少早まる可能性があることから、原油先物はしっかりとした値動きを見せた。 

 

NY金先物市場は小幅続伸:欧米株価高で上げ渋る

NY金先物市場は1861.50-1898.00ドルのレンジ相場となった。米製薬モデルナが新型コロナウイルスのワクチン最終治験で好結果を得られたことを発表し、ワクチン実用化への期待感が一気に高まった。金融市場ではリスク選好地合いが強まり、安全資産の金は売りが先行した。しかしながら足もとのコロナ感染状況は悪化しており、景気に対する慎重な見方は維持され、金先物も下落一巡後には下値を切り上げた。アジア市場で1898.00ドルまで買われたが、その後はもみ合い。ロンドン市場の中盤で1861.50ドルまで下げた後、ニューヨーク市場で1895.00ドルまで反発した。ただ、欧米株高を意識して金先物は上げ渋る展開となった。

 

米国債券市場は横ばい:不調な米経済指標受け売り一服

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日と同じ0.90%で終了した。欧米での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて時間外で債券買いが先行し、利回りは一時0.87%まで低下した。その後は米モデルナ社のワクチン開発報道をきっかけに失速し0.93%手前まで急上昇した。一方で、11月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が弱かったことで売りも一服した。 

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