FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は下落:ウイルス感染拡大や追加経済対策期待後退から売り

NYダウは650.19ドル安の27685.38ドル、ナスダックは189.34ポイント安の11358.94ポイントで取引を終了した。欧米で新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が強まる中、一部欧州地域では規制強化で世界経済の見通しが悪化したため寄り付きから下落。また、米国大統領選への不透明感や米追加経済対策の合意期待の後退が投資家心理を冷やした。ボーイングやキャタピラーなど景気敏感株中心に幅広い銘柄に売りが出て、一時960ドル超下げた。 VIX指数は27.55から32.46へ上昇した。

 

NY外国為替市場:株安と米長期金利低下でドルは方向感欠く展開

ドル/円は、欧米株価の下落を背景にリスク回避のドル買いが先行すると一時105.05円と日通し高値を付けたものの、そのあとは同水準に位置する一目均衡表転換線に上値を抑えられた。米10年債利回りが一時0.7893%前後まで低下したことも相場の重石となり、104.77円付近まで上値を切り下げた。

 

ユーロ/ドルは、欧州時間に発表された10月独Ifo企業景況感指数が予想を下回ったことを受けて、一時1.1803ドルまで売られた影響が残った。ただ、NY市場に限れば1.18ドル台前半でのもみ合いに終始した。米国株相場の下落がリスク回避のドル買いを誘った半面、米長期金利の低下に伴うドル売りが出たため相場は方向感が出なかった。市場では『米大統領選が接近していることもあり、様子見姿勢が強まっている』との声が聞かれた。 

 

NY原油先物市場は続落:需要減への警戒感強まり売り優勢

NY原油先物市場は39.74ドル-39.74ドルのレンジ相場となった。欧米で新型コロナ感染の再拡大が進み、移動規制の強化などでエネルギー需要が減退するとの懸念を背景に原油先物は売り優勢となった。バーキンド石油輸出国機構(OPEC)事務局長も、原油相場の回復はこれまでの予想よりも時間がかかる恐れがあると述べている。この需要減への警戒感にくわえ、リビアでは停戦により主要油田が生産を再開しているとされ、供給拡大に対する思惑も相場の重石となった。アジア市場の序盤で39.74ドルまで買われたものの、その後は軟調推移した。株安を嫌気してニューヨーク市場で38.28ドルまで下落しており、通常取引終了後の時間外取引では38ドル台半ば近辺での取引が続いた。

 

NY金先物市場は横ばい:売り買い材料交錯で方向感出ず

NY金先物市場は1892.50-1911.10ドルのレンジ相場となった。新型コロナウイルス感染の再拡大や米追加経済対策の遅れなどを受けて、リスク資産を手放す動きが強まった。その一方で安全資産とされる金は買いが先行した。弱い9月米新築住宅販売件数も支えとなった。しかしながら為替相場でドルがユーロに対して強含んだため、ドル建ての金先物は上げ幅を縮小して終えた。アジア市場で1892.50ドルまで下げた後、反転した。ニューヨーク市場で1911.10ドルまで買われたが、米国株安を意識した安全逃避のドル買いが優勢となり、金先物は伸び悩んだ。

 

米国債券市場は続伸:相対的に安全資産へ資金シフト

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は上昇)0.80%で終了した。新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が強まる中、米追加経済対策の米与野党合意への期待が剥落した。相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。

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