FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:米追加経済対策の期待と懸念が交錯

NYダウは35.20ドル高の27816.90ドル、ナスダックは159.00ポイント高の11326.51ポイントで終了した。週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し3月来の低水準となったほか、米追加経済対策の合意期待で一時250ドル超上昇した。しかし、9月ISM製造業景況指数が予想を下回ったほか、『ムニューシン米財務長官とペロシ米下院議長(米民主党)は電話会談を行ったものの、合意には至らなかった』と伝わると失速し、一時110ドル超下げた。ただ、協議は継続されることからハイテクが下支えとなり総じて堅調に推移し下押しは限定的だった。VIX指数は26.37から26.70へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ドル/円は売買交錯で105円台半ばで行って来い相場

ドル/円は、8月米個人消費支出(PCE)や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となり、米10年債利回りが一時0.7186%前後まで上昇すると円売り・ドル買いが先行し、一時105.73円と日通し高値を付けた。ただ、9月米ISM製造業景気指数が予想を下回ったことが分かると上昇が一服した。米10年債利回りが低下に転じたことや米国株が伸び悩んだことも相場の重石となった。なお、一時は250ドル超上昇したNYダウは『米追加経済対策巡る合意は困難』との観測報道が嫌気されて下げに転じたあと、すぐにプラス圏を回復したものの、『ムニューシン米財務長官とペロシ米下院議長(米民主党)は電話会談を行ったものの、合意には至らなかった』と伝わると再び売りが強まり110ドル超下げた。もっとも、協議は継続されることから引けにかけては持ち直した。

 

ユーロ/ドルは、一時1.1770ドルと日通し高値を付けたものの、米経済指標が良好な内容だったことが分かるとユーロ売り・ドル買いが優勢となり、一時1.1722ドル付近まで下押しした。ただ、アジア時間に付けた日通し安値1.1717ドルを下抜けることは出来なかった。NY午後に入ると米追加経済対策を巡る協議の行方を見極めたい雰囲気が次第に強まり、値動きが鈍った。

 

NY原油先物市場は大幅下落:需給不均衡への懸念から売り優勢

NY原油先物市場は37.61ドル-40.47ドルのレンジ相場となった。欧米でコロナ感染の再拡大が深刻で、景気減速によるエネルギー需要の減退懸念が根強い中、大幅安となった。また、石油輸出国機構(OPEC)の9月の石油生産量が大幅に回復したことが明らかになったことも、需給不均衡への懸念を高め、売りを後押しした。アジア市場で40.47ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の中盤にかけて37.61ドルまで反落した。

 

NY金先物市場は反発:米景気減速への懸念強まり買い優勢

NY金先物市場は1890.00-1917.90ドルのレンジ相場となった。コロナ感染の再拡大で景気減速への懸念が強いことや、米景気対策案をめぐる不透明感で、安全資産の金は買いが優勢となり、約2週間ぶりの高値水準まで上昇した。アジア市場で1890.00ドルまで下げたが、その後反転した。ニューヨーク市場の中盤にかけて1917.90ドルまで買われた。

 

米国債市場は横ばい:米追加経済対策の報道に振れる展開

米国債市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日と同じ0.68%で終了した。米追加経済対策の合意期待で売りが先行したものの、「本日の協議で合意出来なかった」と伝わると買い戻しが入った。 

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