FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場はまちまち:新型コロナウイルスの再感染拡大を嫌気

NYダウは208.64ドル安の25871.46ドル、ナスダックは3.07ポイント高の9946.12ポイントで取引を終了した。米国のポンペオ国務長官と中国の楊共産党政治局員によるハワイでの非公式会合で、中国が第1段階貿易合意である米農産物購入を確約したことが好感材料となり上昇して寄り付いた。その後、米カリフォルニア州やフロリダ州など一部の州で1日の新型コロナウイルス感染者数が過去最多を記録した。感染『第2波』への懸念が意識されるなか、アップルが一部店舗の再閉鎖を決めるなど、米経済活動の再開ペースが鈍るとの思惑も広がった。ただ、四半期最後のオプションや先物の決済日が重なるクアドプルウィッチングで、テクニカルな売り買いが目立ち上下に振れる荒い展開となった。VIX指数は32.94から35.12へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米国内感染拡大報道でドル売りも下値限定

ドル/円は、106.90円を挟んだ狭いレンジ内推移に終始した。対ユーロなどでドル売りが強まった場面では106.72円まで下げたものの、ロンドン・フィキシングにかけてドルの買い戻しが進むと107.04円付近まで反発した。もっとも、NYダウがさえない動きとなったこともあり、その後は再び106.80円台まで押し戻された。 

 

ユーロ/ドルは、NY勢の参入後にアジア時間の高値1.1222ドルを上抜けると目先のストップロスを巻き込んで、一時1.1254ドルまで値を上げた。ただ、前日高値の1.1261ドルが意識されると一転して下落した。欧州連合(EU)首脳によるテレビ会議では、新型コロナウイルスで打撃を受けた経済を再生させるための復興基金に関する合意が先送りされ、欧州景気回復の遅れが意識された。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けてドル買いの動きが強まったこともあり、一時は1.1168ドルまで反落した。フィキシング通過後は1.1210ドル台まで切り返す場面も見られたが、新型コロナウイルスの感染『第2波』に対する懸念で、ダウ平均が寄り付き直後につけた370ドル超高からマイナス圏に沈んだため、その後も1.11ドル台後半で戻りは限られた。 

 

NY原油先物市場は続伸:協調減産の順守の表明を好感した買い

NY原油先物市場は38.51ドル-40.60ドルのレンジ相場となった。主要産油国が協調減産の順守を徹底すると表明したことが好感され、続伸した。米石油サービス大手が発表した米国内の石油掘削装置の稼働数が減少したことも買いを後押した。ただ、米国の一部の州で新型コロナの感染が拡大し、景気回復への懸念から売りに押される場面もあった。アジア市場では39ドル台で推移し、下げ渋り。ニューヨーク市場で40.60ドルまで買われた。株安を嫌って38.51ドルまで反落したが、時間外取引で39.94ドルまで戻す展開となった。米国の石油掘削装置(リグ)稼働数は、前週比10基減少の189基となった。

 

NY金先物市場は反発:第2波の感染拡大を警戒した買い優勢

NY金先物市場は1728.30-1760.90ドルのレンジ相場となった。特段の手がかりはないものの、新型コロナ感染の『第2波』への警戒感が根強く、安全資産の金が買われた。コロナ感染による先行き景気への不安で、金の先高感は強い。アジア市場で1728.30ドルまで下げたが、まもなく反転。ニューヨーク市場にかけてジリ高の相場展開となり、1760.90ドルまで買われた。

 

米国債券市場は続伸:米経済活動再開ペースの遅れ懸念から買い

米国債券市場で長期ゾーンは3日続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)0.69%で取引を終了した。米国の一部で新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、米経済活動再開ペースに遅れが生じるとの懸念から米国債には買いが入った。 

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