FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は下落:米中関係悪化懸念を嫌気した売り優勢

NYダウは101.78ドル安の24474.12、ナスダックは90.89ポイント安の9284.88ポイントで取引を終了した。米経済活動の再開を期待した買いで序盤はプラス圏で推移する場面もあったが、米中関係悪化への懸念から売りが優勢となり、NYダウは一時200ドル超下げた。トランプ米大統領は20日、新型コロナウイルスへの対応を巡り、中国を非難するツイートを複数回投稿したほか、米上院は米国に上場する中国企業に経営の透明性を求める法案を可決した。またトランプ氏は本日、中国政府による香港の統制強化に向けた法案について『もしそんなことが実現すれば、私たちは極めて強力に対処することになる』と述べ、中国を強くけん制した。VIX指数は27.99から29.53へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米中関係悪化懸念での米国株安がドルの重石

ドル/円は、欧州序盤に一時107.84円と日通し高値を付けたものの、NY市場に入ると徐々に弱含んだ。NYダウが一時200ドル超下落したことなどが相場の重石となり、一時107.50円付近まで下押しした。この日発表の前週分の米新規失業保険申請件数や5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想より弱い内容となった一方、5月米製造業・サービス部門PMI速報値や4月米景気先行指標総合指数は予想より強い内容となるなど、強弱入り混じる内容だったこともあり、相場の反応は限られた。 

 

ユーロ/ドルは、欧州時間に発表された5月ユーロ圏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったことでユーロ買い・ドル売りが先行した。前日の高値1.0999ドルや節目の1.1000ドルを上抜けてストップロスを巻き込むと、一時1.1008ドルと1日以来の高値を付けた。ただ、1.1ドル台で上値の重さを確認すると売りが強まった。米中関係悪化への懸念から米国株が下落するとリスク回避的なユーロ売り・ドル買いも入り、一時1.0937ドルと日通し安値を付けた。その後の戻りも1.0969ドル付近にとどまった。

 

NY原油先物市場は続伸:需給悪化の懸念改善を好感した買い継続

NY原油先物市場は33.26ドル-34.66ドルのレンジ相場となった。OPECプラスの減産による供給抑制に加えて、ユーロ圏PMIや予想より改善した米経済指標が景況底打ちからの需要持ち直しの思惑を誘った。ニューヨーク市場の朝方に34.66ドルまで買われた後に33.26ドルまで下げたが、通常取引終了後の時間外取引で34ドル台に再上昇した。在庫調整が進展しており、需給悪化の懸念が大幅に緩和されていることが原油先物を下支えしている。

 

NY金先物市場は反落:利益確定売り優勢

NY金先物市場は1715.30-1751.70ドルのレンジ相場となった。週初に1770ドル台へ上振れた後、高値圏をおおむね維持していたが、本日は利益確定の売りが優勢となった。ロンドン市場で1757.60ドルまで買われた後、1744.00ドルまで反落したが、ニューヨーク市場ではロンドンのフィックス近辺でドル高が強まると1715.30ドルまで一段安となった。1750ドル近辺で利益確定を狙った売りが観測されており、金先物は伸び悩んだ。ユーロ高が一服したことも意識された。

 

米国債券市場は続伸:米中対立激化懸念から安全資産の買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3日続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)0.67%で終了した。米中対立激化への懸念から米国株が下落すると、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。 

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