FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は上昇:材料出尽くしの利益確定売りで上値の重い展開

NYダウは90.55ドル高の29030.22、ナスダックは7.37ポイント高の9258.70で取引を終了した。米中貿易交渉の『第1段階合意』の署名を前に、米景気と企業業績の追い風になるとの期待が改めて強まり買いが先行した。『米政府は今年減税などの財政刺激策を検討している』との報道も好感されて、一時180ドル超上昇した。ただ、米中が合意文書に署名し詳細が伝わると利益確定の売りが出てやや伸び悩んだ。 投資家の関心は既に10-12月期決算に移っており、上値の重い展開となった。VIX指数は12.39から12.42へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米中の第1段階合意の文書署名には反応薄

ドル/円は、12月米卸売物価指数(PPI)が前月比0.1%上昇と予想の0.2%上昇を下回ったことで円買い・ドル売りが先行。食品とエネルギーを除くコア指数が前月比0.1%上昇と予想の0.2%上昇を下回ったことも相場の重しとなり、一時109.76円と日通し安値を付けた。ただ、小安く始まった米国株相場が持ち直すとドル円にも買い戻しが入り110.00円付近まで値を上げた。なお、40ドル超安で始まったNYダウは『米政府は今年減税などの財政刺激策を検討している』との一部報道を好感した買いが入り一時180ドル超上昇した。もっとも、東京時間に付けた日通し高値110.01円を上抜けることは出来なかった。米中両国は日本時間16日未明、ホワイトハウスで貿易協議『第1段階合意』の文書に署名した。中国が米国産品の輸入拡大や知的財産権保護などに応じる代わりに、米国は制裁関税の一部を引き下げる。 

ユーロ/ドルは、市場予想を下回る12月米PPIや米長期金利の低下を材料にユーロ買い・ドル売りが進行し、一時1.1163ドルと日通し高値を付けた。ドルが対スイスフランなどで下落した影響も受けた。 

 

NY原油先物市場は反落:米中貿易交渉の第1段階合意は材料視されず

NY原油先物市場は57.36ドル-58.36ドルのレンジ相場となった。米中両国は15日、貿易交渉を巡る第1段階の合意に署名し、米国株式は米中の通商関係のさらなる改善への期待が広がった。しかし、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計の発表後に売りが強まった。在庫統計では、原油が減少となったもののガソリンや中間留分が大きく積み増しとなった。結果が明らかになると、原油先物は約6週間ぶりとなる57ドル前半まで売り込まれた。売り一巡後は58ドルを回復した場面もあったが、先週半ばから続く相場の戻り売り姿勢は変わらなかった。 

 

NY金先物市場は反発:米中通商協議の先行き不透明感から買い優勢

NY金先物市場は1546.50-1558.80ドルのレンジ相場となった。第1段階の合意に至った米中通商協議だが、第2段階の交渉は難航するとの見方が広まり、安全資産の金は買い戻しが先行した。為替相場でドルが欧州通貨に対して軟調に推移したことも、ドル建ての金先物の支えとなった。史上最高値を更新した米国株指数を眺めて上げ幅を縮めた場面もあったが、下値での買い意欲は衰えなかった。 

 

米国債券市場は続伸:低調なインフレ指標受け買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)1.78%で終了した。前日の12月米消費者物価指数(CPI)に続き、本日発表の12月米卸売物価指数(PPI)が低調だったことを受けて債券買いが優勢になった。 

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