FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国株式市場は下落:良好な米雇用統計受け過度な利下げ観測後退を嫌気

NYダウは43.88ドル安の26922.12、ナスダックは8.44ポイント安の8161.79で取引を終了した。6月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想より増加したことで過度に高まった米利下げ観測が後退した。NYダウは一時230ドル超下落した。ただ、米長期金利の上昇で金融セクターに買いが広がり、下げ幅を縮小したものの、利益確定の動きも散見され、小動きとなった。VIX指数は12.57から13.28へ上昇した。

 

NY外国為替市場:良好な米雇用統計受けドル全面高

ドル/円は、6月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想よりも増加したことが伝わると過度な利下げ観測が後退し、米長期金利は1.95%台から2.06%台まで急上昇した。ドル円もつれる形で一時108.62円まで値を上げた。トランプ米大統領が改めて『FRBの利下げは経済を押し上げる』と発言すると108.42円付近まで伸び悩んだものの下値は堅く、一時は230ドル超下落していたダウ平均が10ドル超安まで下げ幅を縮めると108.63円と6月18日以来の高値まで上値を伸ばした。 

ユーロ/ドルは、米雇用統計後の米長期金利の大幅上昇に伴ってドルが全面高となった流れに沿った。一時1.1207ドルと6月19日以来の安値を更新した。ドル高が一服すると引けにかけては1.1220ドル台まで下げ渋った。 

 

NY原油先物市場は小幅続伸:需要回復期待により買い優勢

NY原油先物市場は56.49ドルから一時57.77ドルまで上昇した。米国の6月非農業部門雇用者数の大幅増加を受けて景気減速懸念が弱まり、需要回復期待による買いが優勢になった。また、一部通信社が「6月のOPEC産油量は約5年ぶりの低水準」と報じたことも買い材料とされた。イランをめぐる中東の地政学的リスクへの懸念も下支え要因となっている。ただ、一方で米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測がやや後退し、株安、ドル高となる状況が重石となり、上昇幅は限られた。米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数は前週比5基減の788基となった。

 

NY金先物市場は大幅反落:米金利の先安感後退を嫌気した売り優勢

NY金先物市場は1417.40ドルから一時1388.60ドルまで下落した。注目された6月米雇用統計は、非農業部門雇用者数変化が予想を大きく上回った。結果を受けて米金利の先安感が後退し、金相場には売りが強まった。為替相場でもドルが全面高となり、ドル建ての金先物の売りを加速させた。NY午後には持ち高調整の買い戻しもみられたが、上値は重いままだった。 引けにかけては1400ドル付近でもみ合いになった。

 

米国債券市場は大幅反落:買いポジション解消の売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに大幅反落(金利は上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.08%高い(価格は下落)2.03%で終了した。米6月雇用統計における非農業部門雇用者数の増加を背景に、米利下げ観測を手掛かりに買い進めていた米国債のポジションを解消する動きが活発化した。米10年債金利は一時2.06%台まで大幅上昇した。

 

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